再びカエターノ・ヴェローゾです。繰り返しますが、数枚聴いたのみです。 この「トータルメンチ・ヂマイス」(TOTALMENTE DEMAIS)は86年発表のライブ・アルバム。ギター一本だけの弾き語りですので、彼の歌声をより自分だけのものにできます。 クラシックのライブ盤によく収録されている静寂(無音ではなく静寂)もしっかりと入ってます。観客が息を詰めて聴きいっている光景が目に浮かぶようです。 私はこのCDをチェーン・リスニングの最後に聴くことが多いです。お口直しといいますか、居酒屋で最後にもう一度冷えたビールを注文するような感覚です。 カエターノの歌声に耳を傾け、「ああ、音楽」とため息をつき、満ち足りた心で店を出ます。 ところがどっこい、そうは問屋が卸さない場合があります。静謐ともいえる音楽で心を洗ったのに、店を出た途端「もう一軒行こうや!」という声が聞こえるのです。 「わーわー言うとります」の状態で終わりたい夜もあるのです。 そんなときに聴くのが(いろいろありますが)、これ。 タワー・オブ・パワー(TOWER OF POWER)は、70年代から活躍している白人ファンク・バンドです。(どういった音楽か想像がつかない方には、米米クラブがやっていた音楽を辛口にしたものとお考え下されば、当たらずといえども遠からずだと思われます) これは98年のライブを収録した作品。ホーンセクションが「パーパー吹いとります」ので、安心して酔えます。
by beertoma
| 2004-09-25 07:31
| 音楽(その他)
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