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喪主の挨拶

探していた父の原稿が出てきた。といってもそんな大げさなものではなく、祖母の葬儀のときの喪主挨拶の原稿。父の葬儀のときに利用しようと大事にしまい込みすぎて、肝心の時には間に合わなくなってしまったもの。(
本の間に挟んでいただけですが)
長ったらしい変な文章もありますが、まあ、こんなものなんでしょう。
(また紛失しそうなのでデジタル化してここに保存させていただきます)

遺族を代表しまして ひと言 ご挨拶を申し上げます。
本日は皆様方にはご多用中にもかかわりませずご会葬ご焼香を賜り、おかげをもちまして葬儀・告別式もとどこおりなく相すませましてこれより出棺の運びとなりました。
故人は明治に生をうけました大方の日本人と同じくその生涯は曲折に満ち、一人の子を戦争で失いましたが、残りの四人の子を見守りながら87才の天寿を全うすることができましたのは、ひとえに皆々様方のご厚誼による所でございます上に今ここに最後のお見送りをいただきまして さぞかし故人も皆様方のご厚情に感謝していることと存じます。
残された者といたしましては心淋しさは否めませんが、旅立つ先が心から頼りにしていた亡き父や亡き長男さらに多くの人々に再会できる所であると考えることの出来るのがせめてものなぐさめでございます。
生前中に母に賜りましたご指導ご厚誼を私共残された者にも賜りますようお願い申し上げて簡単なご挨拶とさせていただきます。


「ご厚誼」が読めず、検索してやっと「ごこうぎ」読むとわかりました。
by beertoma | 2011-01-20 21:50 | その他


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