「ミッドナイト・ラン」

ミッドナイト・ラン
/ ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン


かつてはロバート・デ・ニーロが苦手であった。彼の演技に接するたびに「上手けりゃいいってもんじゃないでしょうに」と呟いていた。
上手さイコール感動とならないのが、芸(術)の奥深いところである。例えば、J・J・ジョンソンのトロンボーン。「ソニー・ロリンズ VOL.2」を聴くと3回に1回は、トロンボーンがない方がいいのに、と感じる。(まあ、これは、「上手さ」よりも「トロンボーンの音」の問題かもしれませんが)

そんなデ・ニーロの演技も、最近は角がとれて人間味が増したように感じられる。いったん受け入れてしまえば、過去の作品にも先入観なしで見ることができる。

元警官で今は賞金稼ぎのジャック・ウォルシュ(デ・ニーロ)がマフィアの金を横領した男(C・グローディン)を、マフィアとFBIの双方から追われながら護送するというお話。

脚本がよくできている。コメディ色が強く、登場人物の行動に無理があるような箇所もなくはないが、そこは80年代の作品だと割り切って見れば、大いに楽しめる作品であると思う。


ミッドナイト・ラン(1988)
MIDNIGHT RUN
監督:マーティン・ブレスト
脚本:ジョージ・ギャロ
出演:ロバート・デ・ニーロ、チャールズ・グローディン、ジョン・アシュトン、ジョー・パントリアーノ
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by beertoma | 2004-10-30 01:10 | 映画


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