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Friday Night at the Blackhawk

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某月某日

マイルスの "In Person Friday Night at the Blackhawk" を聴く。

テナーの音が少しこもり気味である。他の楽器の音がスピーカーから耳へと直線的に届くのに対し、サックスの音はドライアイスの煙のようにいったん床に降りてから届いているのではないか。そんな風に感じる。いや、そもそもこれは本当にテナー・サックスの音なのか? ピアニカかなんか、管を吹きながら鍵盤を操作する類の楽器じゃないのか? そんな気もチラッとする。

以前に「モブレーのソロを聴いていると息苦しくなってくる」と書いた。ピアニカ疑惑も消えない。
だが、ここに訂正させていただきたい。

もっと虚心坦懐に聴くべきであった。Blackhawk以降のマイルスを知ってしまっているから不満を感じるということに気づいたのである。50年代のいわゆるモダンジャズのアルバムを聴いてからだと、素直に楽しむことができる。
"FOUR & MORE" と比較するからいけないのだ。反省。

特に "All of You" などのスタンダード曲でのソロがいい。
by beertoma | 2004-11-01 01:19 | 音楽(JAZZ)


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