コーリング・カード
ロリー・ギャラガー / BMGファンハウス サッカー界のロロ・コンビといえば、(たしか)ロマーリオとロナウドだったはずですが、私にとっての音楽界でのロロ・コンビは、ロリー・ギャラガーとロイ・ブキャナンです。 ロリー・ギャラガーはアイルランド出身のロック・ギタリストで、おもに70~80年代に活躍した人です。 この「コーリング・カード」は、1976年に発表されたソロ8作目のアルバム。素材を活かした音作りとでもいうのでしょうか、個々の楽器の音がクッキリと入っています。安物のコンポステレオで駄耳が聴いているもんですから偉そうなことは言えないですが、だから小声で言いますが、ホントいい音だと思います。 別な表現をすれば、清潔な音。抗菌処理されている音。 昨今の「なんでもかんでもクリーンにしましょう。バイ菌も妖怪も街から追放しましょう」という風潮にピッタリではないでしょうか。 収録されている曲はすべてR・ギャラガーのオリジナルです。ほとんどの曲がハードロックですが(「ムーンチャイルド」などはディープ・パープルを思わせる)、サザン・ロックやカントリー色の曲もあり、彼の、一筋縄ではいかなさ具合を感じさせます。 聴くものにヘンな感情移入をさせない、でも惹きつけられる音楽です。
by beertoma
| 2004-11-30 17:25
| 音楽(その他)
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