「史上空前!!笑いの祭典ザ・ドリームマッチ'05」

”史上空前!!笑いの祭典ザ・ドリームマッチ'05”
1/4(火) 後09:00 - 後11:39  TBS系列

司会:ダウンタウン
審査員:志村けん、朝丘雪路、小川直也
出演者:雨上がり決死隊、ガレッジセール、キャイ~ン、くりぃむしちゅー、ココリコ、さまぁ~ず、出川哲朗、山口智充、ロンドンブーツ1号2号

TBSのホームページより引用すると番宣のコピーは以下の通り。

ダウンタウンをMC に、今一番!旬の芸人たちが持てるスキルを振り絞って参加する。
まさに時代の最先端を行くコンビたちを抽選でシャッフル、祭典だけの斬新なコンビを緊急結成し、観客の眼の前で新ネタを披露する。
優勝コンビには、お年玉として500万円が与えられるとあって、ガチンコ勝負となること間違いなし。
さらに、出演者が一同に会しての豪華なトーク!!
ここぞとばかりに語られるであろう○秘話は事務所ギリギリ、放送コードスレスレになること必至。
正月の新たな風物詩となるべく、満を持して世に放つ大イベント!乞うご期待!!


緊急結成された斬新なコンビ
(1)宮迫博之&天野ひろゆき (2)山口智充&上田晋也 (3)ゴリ&田村亮 (4)田中直樹&三村マサカズ
(5)田村淳&出川哲朗 (6)大竹一樹&蛍原徹 (7)ウド鈴木&川田広樹 (8)有田哲平&遠藤章造

<感想>
2時間半にわたって大いに楽しませて頂いたことをここに宣言して、感想を述べてみたい。

・「出演者が一同に会しての豪華なトーク!!」と「ガチンコ勝負」は相容れないのではないか。本編とメイキングの両方をごちゃまぜに見せられたような印象を受けた。
出番前の緊張した(憂鬱な)表情、舞台での芸の披露、終わった後のリラックスしたトークを、例えば、三部構成にして分けるのならいいのだが、同時進行で見せるのはいかがなものか。「ガキの使い」のようなリラックスムードでの面白さとM-1の緊張感の両方を取り入れようとして、上手く融合できなかったという気がする。

・M-1グランプリが高校野球の必死さを感じさせるのに対し、この番組は、良くも悪くもプロ野球の落ち着きを感じさせるものであった。

・制作者に言いたいのは「君たち、どこまでガチンコ感を出したかったの?」ということ。
打ち合わせや練習の様子を見せて盛り上げた割には、審査(審査員、審査方法)が曖昧だったような気がする。(まあ、そこがテレビなんでしょうけど)

・あと、ダウンタウンが司会を務めるのであれば、トークが「事務所ギリギリ、放送コードスレスレ」であると強調しなくともいいのでは。そういったことに魅力がある時代は終わりつつある、ような気がしなくもない。

・各コンビの芸に対する感想は以下の通り。

(1)宮迫博之&天野ひろゆき
他のコンビがすべてコントに逃げたのに対し、彼らだけが漫才を披露した。
普通に面白い漫才だった。あの準備期間で、あの緊張の中で、普通に面白い漫才をした能力に仰天。緊急結成のコンビだということを忘れさせられた。さすが。
是非ともM-1に出てほしい。

(2)山口智充&上田晋也
芸達者なボケに芸達者なツッコミ。「面白くないはずがない」という期待に応えてくれた。
あえて欠点を探せば、期待には応えてくれたが、面白さが予想の範囲内だったことか。「一流選手ばかりを集めたチームが強いのは当たり前」といった感じ。(演者からすれば「どないせえっちゅうねん!」となるのでしょうが)
(<追記>何箇所かでボケとツッコミを入れ替えれば新鮮味が出たのかな、とも思いました)

(3)ゴリ&田村亮
亮が女性を演じたのだが、その演技が妙にリアルで素直に笑えなかった。
役を入れ替えればもっと面白かったように思う。

(4)田中直樹&三村マサカズ
まさか、優勝がここだとは。
面白かったのだが、笑いのポイントが一つで、それを引っぱりすぎたような印象を受けた。ネタにもっと展開が欲しかった。
(<追記>あと、田中の演技にもっとメリハリがあれば面白さが増したのでは、とも思いました)

(5)田村淳&出川哲朗
淳の繊細さが裏目に出た。セリフを忘れても、それを笑いに変える方法はいくらでもありそうなものなのに、何事もなかったかのように強引に押し進めるとは。
もちろん、その方が笑えたので、番組としては正解だったのだろうが。(まさか、すべて計算ずくだったりして)

出川の面白さがいつもと同じだった(ように思えた)のが不思議。
ひょっとして、出川という男にとっては、ふだんから数多くの重圧を受け、それを跳ね返して生きているため、今回の状況など大したことなかったのかもしれない。
あるいは、彼が「プレッシャーが『ある』か『ない』かの区別しかできない」可能性もあるが。(プレッシャーの質や量を感じとることができない)

(6)大竹一樹&蛍原徹
素晴らしいコントだったと思う。いや、コントというよりも喜劇か。
二人に演技力があったので、素直に笑えた。

(7)ウド鈴木&川田広樹
面白かった。
ただ、ダウンタウンに笑いどころを教えてもらわなかったら、どこまで笑えたかは疑問。(彼らのリアクションを見て、つられて笑ってしまった部分が大きいのは否めない)

(8)有田哲平&遠藤章造
内容はよかったが、舞台向きのコントではないような気がする。
「正義の味方を演じている役者」「怪獣を演じている役者」ではなく、「正義の味方そのもの」「怪獣そのもの」を、舞台でやるのには無理があるのでは。つまり、舞台が嘘なのに、その大きさ(縮尺)もこれまた嘘では、その世界になかなか入り込めない。(現場で見ているとまた違うのかもしれませんが)
スタジオ収録のコント番組でやれば、もっと面白かったのに。
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by beertoma | 2005-01-05 15:15 | お笑い


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