「コンフェッション」

コンフェッション
/ 東宝

コンフェッション(2002)
Confessions of a Dangerous Mind
監督:ジョージ・クルーニー
原作:チャック・バリス
脚本:チャーリー・カウフマン
出演:サム・ロックウェル、ドリュー・バリモア、ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ

70年代のアメリカで数多くの人気バラエティ番組を手がけたプロデューサー兼司会者、チャック・バリスの自伝を映画化した作品。
彼はプロデューサーであるだけでなく、CIAの殺し屋でもあった。

かなりの傑作。ネットで検索してみると、関係各方面で評判が芳しくないようであるのが意外だった。

ジョージ・クルーニーの初監督作品。
素人の生意気な感想ながら、ジョージってセンスいいじゃん、と思った。すべてを真面目に映像化するのではなく、遊ぶところは遊んで、端折れるところは端折って撮ってある。
ワンカットで数週間の時間経過をさせてみたり、別の場所にいる電話の相手をカットバックで見せるのではなく、これまたワンカットで見せてみたり(カメラが横に移動するといつの間にか部屋の壁がなくなっていて、遠くの方にオフィスのセットが見える。そこで相手が電話をしている)、舞台の手法が面白く取り入れてあった。
また、サスペンスもあり、笑いもある(特別出演はブラッド・ピットにマット・デイモン)。

ストーリー主体でぐいぐい引っ張っていくタイプの作品ではない。淡々とした流れなんだけれども、あちこちにいろんな見どころが仕掛けてあって、それらを楽しむ映画だと思った。

<追記>
”ストーリー主導ではなく淡々とした流れの作品”であるのは、伝記の映画化ですから当たり前のことでした。
言いたかったのは、こういうことです。
この作品には、大きなテーマ、例えば、窮地に陥った主人公がいかにして元の生活に戻ることができたのか、といったものはありません。伝記ですから、細切れのエピソードを積み重ねて作られています。

群像劇に似ているのかもしれません。
群像劇が人間を単位とした小さなドラマから成り立っているのに対し、ここでは時間を単位としているという違いはありますが。

そういうタイプの映画が好きな人には楽しめるのではないでしょうか。
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by beertoma | 2005-01-07 01:10 | 映画


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