1980
/ ビデオメーカー ISBN : B00024Z7O8 1980(イチキューハチマル) (2003) 監督・脚本:ケラリーノ・サンドロヴィッチ 出演:ともさかりえ、犬山イヌコ、蒼井優、串田和美、及川光博、田口トモロヲ <ストーリー紹介> 母校に教育実習にやってきた元アイドルの一之江キリナ。 夫がノーパン喫茶に行ったためブチ切れて、ただいま実家に帰省中、同校教師の歌川カナエ。 同校の映研に在籍、卒業制作作品の主演女優でもある羽柴リカ。 そんなキリナとカナエとリカの物語。 <感想> 劇団「ナイロン100℃」の主宰であるケラリーノ・サンドロヴィッチが初監督に挑戦した作品。 主役の3人は生き生きと演じていたが、作品全体の印象となると、物足りなさを感じる。 一之江キリナ、歌川カナエのエピソードは面白く笑いどころもあったのに、羽柴リカの映研がらみの話がイマイチだったのが原因か。 彼女の冷静な観察眼が面白かったので、そこを生かすエピソードがもっと欲しかった。 また、ナレーションの使い方にも違和感が残った。 最初にナレーションをしていた人物はいつの間にか消えてしまい、後半になって唐突に別の人物が語りだすというのはいかがなものか。複数人物によるナレーションでも、「アバウト・ア・ボーイ」のように明らかに狙ってやっていることがわかれば文句はない(おもしろい)のだが、ここでの使い方は”その場しのぎ”というか”苦しまぎれ”というか、そんな印象を受けた。 「ナイロン100℃」の舞台を見たことがあれば、また印象が変わってくるのかもしれませんが。
by beertoma
| 2005-01-20 01:10
| 映画
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