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「クライング・ゲーム」

クライング・ゲーム DTSスペシャル・エディション
/ 角川エンタテインメント

クライング・ゲーム (1992)
The Crying Game
監督・脚本:ニール・ジョーダン
撮影:イアン・ウィルソン
音楽:アン・ダッドリー
出演:スティーヴン・レイ、ミランダ・リチャードソン、フォレスト・ウィテカー、ジェイ・デヴィッドソン

<ストーリー紹介>
その男は袋の中で悔やんでいた。
「なんでこんなことになったんや。スケベ心は身を滅ぼすんか? そんなんいやや」
彼の名はジョディ(フォレスト・ウィテカー)。英国軍の兵士である。休日にブラブラしていたところブロンドの女に声をかけられた。ホイホイ付いていった。ガッツリ拉致された。相手はIRAだった。
今のところは、椅子に縛りつけられ、頭部に袋をかぶせられている状態である。だが、警察がIRAの要求に応じなければ、殺されてしまう運命にある。
「絶対いやや。はよ助けに来いっちゅうねん。ちゃっちゃと調べたら、こんな場所くらい、すぐに見つけられるやろ。ホンマ何してんねん」
見張り役のファーガス(スティーヴン・レイ)が食事を運んできた。彼とは何度か会話するうちに打ち解けている。友情らしきものが芽ばえかけている。
うわべだけの”仲良しこよし”かもしれないとはジョディも考えたのだが、そんなことを言っている場合ではない。身体中の細胞が「死にたくない」と大合唱している。助かる道はただひとつ、この男に逃がしてもらうしかない。
彼は必死で話しかけた。
「なあなあファーガス、オレの顔、笑福亭鶴瓶に似てるやろ? そうそう、よう間違えられんねん。参るでしかし。 この前もな、ヴィクトリア駅でおばちゃんに『鶴瓶はん? サインしてえな』って言われたんや。 え? そらもちろんサインしたったがな。いちいち訂正すんの邪魔くさいやん。でもな、オレ日本語書けへんやろ、せやからな、ローマ字で”TSURUBE”って書いたったんや。そしたら、『あんたちょっと、これ英語やんか。なに気取ってんの。NHK出てるからいうて天狗になってんのちゃうか』やて。ハハハハ」

そうやって二人は仲良くなっていったのであるが・・・。
やがて、ファーガスに命令が下される。
「人質を殺せ」

<感想>
とてもいい映画だった。サスペンス味のラブストーリー。
とくに女子に好まれそうな映画(という気がする)。男子の中には拒絶反応をおこす人もいるかもしれない。
(ただ、私も欧米で見ていたとしたら、別の感想になるのかもしれませんが)

10年以上も前の作品なのに古さをまったく感じなかった。(ハリウッド映画の多くが10年も経てば賞味期限切れを感じさせるのに比べて)
この作品はイギリス映画。
by beertoma | 2005-02-04 01:10 | 映画


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