アバウト・ア・ボーイ
/ ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン アバウト・ア・ボーイ (2002) About a Boy 監督:クリス・ワイツ、ポール・ワイツ 原作:ニック・ホーンビィ 脚本:ピーター・ヘッジズ、クリス・ワイツ、ポール・ワイツ 出演:ヒュー・グラント、レイチェル・ワイズ、トニ・コレット、ニコラス・ホルト <ストーリー紹介> ウィル・フリーマンは38歳であるが、これまでの人生で職に就いた経験がない。父が作ったクリスマス・ソングがロングセラーとなっていて、その印税で食べていけるからである。 まわりは結婚を勧めるが、彼にその気はまったくない。こってりした人間関係は苦手で、気楽に生きていきたいと思ってる。 ハンサムだからもてるけど、ただ結婚したくないだけさ。 そろそろ新しい出会いが欲しいな。 でも、どうやって? あ、そうだ。シングル・マザーを狙うってのはどうだろうか? 簡単に結婚したいとか、言い出さないだろうし。 そうだ、それがいい。子供がいると偽って、シングル・ピアレントの会に入っちゃおう。 そんなウィルが、12歳の”けったいな”少年・マーカスに出会って相互浸透していく物語。 <感想> ヒュー・グラントは頭が良くて愉快な男である。 「アクターズ・スタジオ・インタビュー」に出演していたときの受け答えを引用してみたい。 ・出演する作品をどのようにして決めているのかという話題について 「仕事の選び方は?」 「『フォー・ウエディング』の前までは、どんな仕事でも来たら受けていたよ。まれにオファーが重なることもあったんだけど、そんな時は、出演料がいい方か、美女が出演している方を選んでたね(笑)」 「じゃあ、『フォー・ウエディング』以降は?」 「ほとんど同じ」 ・学生からの質問(番組の最後にあるコーナー) 「ヒューさん、あなたは今日、自分を飾ることなく正直に話してくれましたね。そこで質問なんですが、あなたのようなスターになっても、正直でいられるのはどうしてでしょうか?」 「そう言ってくれて嬉しいな。・・・・。でもね、今日の話は全部ウソなんだ」 いかにも英国紳士といったユーモア感覚。 自分の間で面白い一言をボソッと付け加える。何度もニヤリとさせられた。 この作品の主人公も似たようなキャラクターである。H・グラント自身ではないかと思わせるくらいリアルであった。 愉快な愛すべき人たちがそこにいるから、何度でも見直したくなるような作品。
by beertoma
| 2005-02-12 05:36
| 映画
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