ゴールデンボーイ
/ ジェネオン エンタテインメント ゴールデンボーイ (1998) Apt Pupil 監督:ブライアン・シンガー 原作:スティーヴン・キング 脚本:ブランドン・ボイス 出演:イアン・マッケラン、ブラッド・レンフロ、ブルース・デイヴィソン、デヴィッド・シュワイマー <ストーリー紹介> トッド・ボウデンは成績優秀、スポーツ万能、顔面良好と三拍子揃った高校生。クラスの女の子たちから「あの子、ジョン・キューザックに似てやるー」と噂されているとか(いないとか)。 そんなトッドであるが、彼にだって「ブログにしか書けない「恥ずかしい話」」がある。 実は、”隠れナチおたく”なのである。ナチスドイツに関する本は、将校たちの顔をほとんど憶えてしまうくらい熱心に読んでいる。 ある日トッドはバスの中で一人の老人を見かけた。 「あの人、どっかで見たことあるなあ」 老人に気づかれないようそっと盗み見をして考える。 「テレビに出てた人? いやいや、そんなんとちがう。・・・。グランパの友達? ノーノー、そういう知り合いじゃない。・・・。なんや、この感じ? 今、おれの頭の中で、ネガティヴな感情がうごめいているぞ。なんや? なんやー?? ・・・。 うぎょぴょ!! 思い出した! あのじいさん、あのじいさん、ナチスの将校やんけ。そうや、間違いない。あのじいさん・・・」 彼は老人を尾行することにした。 <感想> 原作とは少し異なる展開になっているが、これはこれで楽しめました。 この作品の見どころは、なんと言ってもイアン・マッケランの演技ではないでしょうか。 見かけは温厚だが実は心の中に魔物を飼っていて、一対一で会話を重ねていくうち、その魔物の部分で相手を呑み込んでしまおうとする。そういう人物を演じさせたらこの人の右に出るものはいません。 (といっても、私の知っているそういう演技は、この作品と「ゴッド&モンスター」だけですが)
by beertoma
| 2005-02-22 05:19
| 映画
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