快楽の園 (1925)
THE PLEASURE GARDEN 監督:アルフレッド・ヒッチコック 原作:オリヴァー・サンディス 脚本:エリオット・スタナード 撮影:バロン・ヴェンティミリア 出演:ヴァージニア・ヴァリ、カルメリータ・ジェラティ、マイルズ・マンダー、ジョン・スチュアート <ストーリー紹介> 「木綿のハンカチーフ」の歌詞の男女を、入れ替えたカップルと入れ替えないカップル、二組の物語。 <感想> ヒッチコックの初監督作品。プリントの状態はあまりよくない。 最近観た他のサイレント映画(「暗黒街」「巴里の女性」)に比べると、さすがヒッチコックというカットがいくつか見受けられた。(クローズアップの使い方など) トーキー以降のヒッチコック作品を見た流れでこの映画に接すると不満は大きくなるのかもしれませんが、他監督のサイレント映画を何本か見てから接すると、けっこう唸ってしまうと思います。 下り坂 (1927) DOWNHILL 監督:アルフレッド・ヒッチコック 原作戯曲:コンスタンス・コリアー、アイヴァー・ノヴェロ 脚本:エリオット・スタナード 撮影:クロード・L・マクドネル 出演:アイヴァー・ノヴェロ、ベン・ウェブスター、アネット・ベンソン、リリアン・ブレイスウェイト <ストーリー紹介> 「木綿のハンカチーフ」の歌詞とはまったく関係のないお話。 <感想> 友人との約束を守ろうとして人生の下り坂を転げ落ちていく男の物語。 「快楽の園」に比べて一つ一つのシーンが丁寧に撮られていたように思う。(とくに会話) スクリーン・プロセスの映像に杜撰なところがあり、笑ってしまった。 巴里のダンスホールのシーンで、大勢の人がフロアで踊っている横を主人公が歩いていくカットがあったが、主人公に比べてダンスしている人が明らかに巨大であった。
by beertoma
| 2005-03-16 06:02
| 映画
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