ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
/ ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン ISBN : B0009EVJ3E ライフ・オブ・デビッド・ゲイル (2003) The Life of David Gale 監督:アラン・パーカー 脚本:チャールズ・ランドルフ 出演: ケヴィン・スペイシー、ケイト・ウィンスレット、ローラ・リニー、ガブリエル・マン、マット・クレイヴン <ストーリー紹介> 田舎の道を一台の車が猛スピードで走っている。運転しているのは女性記者のビッツィー。何やら焦っている様子だ。 ところが、そんな彼女の焦りをあざ笑うかのように、この時を待っていたかのように、車が故障してしまう。 ガッデム! もひとつガッデム! いくら罵倒してもエンジンはかからない。仕方がない。ビッツィーは車を降りて走り出した・・・。 そんなビッツィーが体験した、死刑にまつわる、世にも奇妙な物語。 <感想> 公開時コピーが問う。「あなたはこの結末に納得できますか…」 ちょっとできまへんなあ・・・。 K・スペイシー、K・ウィンスレット、L・リニーといった一流の俳優たちが出演を承諾し、監督が”ミスター世間に訴えたい男”のアラン・パーカーである。何かあるやろ、だいたいこんなオチやろ、と思っていたら、やっぱりその通りだった。 おそらく、「オチが読まれてもいい。観た人が死刑制度について考えてくれればそれでいい」という考えで作られているのだろうが、なんか「趣味わるいなー」という気がする。 ケヴィン・スペイシーは、もちろん演技力抜群で素晴らしい俳優であるけれども、「セブン」で ”何でもありの人” になってしまったので、このストーリーで主役を演じても結末のインパクトはあまりないように思う。どうせなら、温厚な人物を数多く演じている俳優にやってほしかった。(例えば、トム・ハンクスとか) 観ている間はかなりのめり込んだし、素晴らしい俳優たちの演技も楽しんだんだけれど、ちょっと残念な作品。
by beertoma
| 2005-05-10 05:20
| 映画
|
|
ファン申請 |
||