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「アダプテーション」

アダプテーション DTSエディション
/ アスミック
ISBN : B0000BZ4J2

アダプテーション (2002)
ADAPTATION.
監督:スパイク・ジョーンズ
原作:スーザン・オーリアン『蘭に魅せられた男 驚くべき蘭コレクターの世界』(早川書房)
脚本:チャーリー・カウフマン、ドナルド・カウフマン
出演: ニコラス・ケイジ、メリル・ストリープ、クリス・クーパー、ティルダ・スウィントン、カーラ・セイモア

<ストーリー紹介>
「マルコヴィッチの穴」でその才能を認められた脚本家のチャーリー・カウフマン。ある日、彼のもとに仕事のオファーがやってくる。スーザン・オーリアンのベストセラー『蘭に魅せられた男』の脚色である。
気安く引き受けたものの、どういう切り口で脚本化すればよいのか悩んでしまい、しだいに彼は煮詰まってくる・・・。

<感想>
脚本が書けずに苦しんでいる様子をそのまま脚本にした(ように見せかけている)作品。どこまで本当でどこまで嘘かは不明。


双子の役をニコラス・ケイジがうまく演じわけていた。
しかし、いくら名演技を披露したところで一人二役である。最後まで映画の中に入ることができなかった。(ここでいう「一人二役」とは、同じ俳優が別の人物として同時にスクリーンに登場する場合を指す。この作品でいえば、双子の脚本家であるチャーリーとドナルドが会話する場面。)
こういったトリック撮影にはなぜかアレルギー反応をおこしてしまう。顔がソックリの二人の人物とは思えず、重複したニコラス・ケイジにしか見えない。感情移入がまったくできなくなってしまうのである。

この「同じ俳優が別の人物として同時にスクリーンに登場する」という手法は、コメディ以外ではやってはならないことのような気がする。何の根拠もありませんが。
by beertoma | 2005-05-12 05:42 | 映画


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