ワイズ・ガールズ
/ ハピネット・ピクチャーズ ワイズ・ガールズ (2002) WISEGIRLS 監督:デヴィッド・アンスポー 脚本:ジョン・メドウズ 出演:ミラ・ソルヴィーノ、マライア・キャリー、メローラ・ウォルターズ、アーサー・J・ナスカレラ、ソウル・スタイン <ストーリー紹介> 失意の女性メグは、新しく人生をやり直そうとイタリアンレストランでウェイトレスの仕事を始めた。最初は失敗続きで怒られることも多かったのだが、持ち前の芯の強さと頭の良さで乗り越えていく。同じウェイトレス仲間に友人もできて順風満帆にいくかに思えたのだが・・・。 <感想> 最初は主人公の日常が落ち着いた雰囲気で描かれていく。ここで観客の興味を引っ張るのは、主人公の過去に何があったのだろう、彼女はこの店で上手くやっていけるのだろうか、といった小さなサスペンス。うまく描かれていて、事件らしい事件が起こらないのに飽きない。 やがて、この店がマフィアに関係していることが判明する。緊張が少しずつ高まって、いい按配になってくる。そして、トラブル発生!! サスペンスは一気に加速する。どうなるんだろう?? クライマックスも前半からの流れを引き継いだ盛り上がり方で、大いに納得できる。いいねー、やるねー、隠れた名作ですよこれは。 と思ったら、あれれれれれれレンゲ草。ラストがあまりにもやりすぎで、一気に冷めてしまった。うまい具合に映像を重ねてきたのに、最後はやっぱりそれかい!と文句を言いたくなる。 まあ、こういうラスト、好きな人はすごく好きだと思いますが。 マライア・キャリーの演技について。 引き出しをいくつ持っているのかわからないが、少なくともここでの役柄(勝気でやり手の女性)はとても上手に演じていた。ただし、セリフを喋っていれば。表情だけで心の動きを見せる演技はあまりよろしくなかったように思う。現実の世界だったらああいう感じなのかもしれないが、フィルムを通すとかなり大味に見えた。
by beertoma
| 2005-05-16 05:02
| 映画
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