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「トエンティマン・ブラザーズ」

トエンティマン・ブラザーズ
/ アット・エンタテインメント
ISBN : B0000E3AMN

トエンティマン・ブラザーズ (2002)
THE HARD WORD
監督・脚本:スコット・ロバーツ
出演:ガイ・ピアース、レイチェル・グリフィス、ロバート・テイラー、ジョエル・エドガートン、ダミアン・リチャードソン

<ストーリー紹介>
ダイル、マル、シャインの3兄弟は盗みのプロである。ただいま服役中。
そんなある日、弁護士のフランクがおいしい話をもってきた。仮出所させてやるから現金輸送車の金を奪ってこいというのだ。この弁護士には裏表があって人間として信用できない、と常々思っている3人ではあったが、背に腹は代えられない。引き受けることにした。
ところが・・・。

<感想>
あんましおもんなかった。脚本がよーないと思う。

ちょっとネタバレになってしまいますが、書きます。
クライマックスの前あたりで、主人公たちは弁護士に出し抜かれます。そのことに主人公が気づいて喚くシーンがあるのですが、その部分は、フェイドアウト → 「その半年後」という文字が出る、という構成になっていました。そのあと、最後の部分で主人公たちの逆襲となるのですが、この流れに不満を感じました。あまりにもミエミエというか、「こっからクライマックスでっせ奥さん」と言わんばかりの強引な語り口で、引いてしまいました。自然な流れの中で雪崩れこんで頂きたかったです。

脚本を書く過程でラストを固定しすぎた、という気がしました。「起承転」の流れにあわせて「結」を変化させてもよかったのでは。
こういう、ゴツゴツした骨組みが見える映画もありますが、それらは骨組みを見せることで効果をあげています。この作品にはそういった効果は感じられませんでした。
by beertoma | 2005-05-22 05:53 | 映画


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