「パリの灯は遠く」

パリの灯は遠く
/ ビデオメーカー
ISBN : B00005MG2T

パリの灯は遠く (1976)
MONSIEUR KLEIN
監督:ジョセフ・ロージー
脚本:フランコ・ソリナス、フェルナンド・モランディ
撮影:ジェリー・フィッシャー、ピエール=ウィリアム・グレン
出演:アラン・ドロン、ジャンヌ・モロー、シュザンヌ・フロン、ミシェル・オーモン、マッシモ・ジロッティ

<ストーリー紹介>
ロベール・クラインはパリの画商。ナチス占領下にもかかわらず優雅に暮らしている。ところがある日、彼のもとへユダヤ人用の新聞が配達されてくる。「なんでやねん! こんなん頼んだ覚え、ないっちゅうに。わしユダヤ人ちゃうって。こんなもん配達されて、当局から目ぇつけられたら誰が責任とってくれるいうねん。あほか」
新聞社で調べてもらうと、自分と同姓同名のユダヤ人が近くに住んでいたための誤配だとわかる。「ガハハハハハ。こら傑作や。ロベール・クラインって、自分でもけったいな名前や思てたけど、近所にもう一人、おんなし名前の奴がおるやなんて。ほんま奇遇やな。いっそのこと、一緒に会社起こして、ロベール&ロベールいう名前にしたろかいな。ジョンソン&ジョンソンみたいでかっこええで」
いらぬ誤解を招かぬようにここは先手をうつのが得策、と考えたロベールは、このことを警察に報告に行く。が、かえって疑惑を招いてしまう。

ロベール・クラインがドツボにはまっていく物語。

<感想>
ロベール・クラインは、もちろん、このようなコテコテの男ではない。演じているのはアラン・ドロン。あの独特の雰囲気で無表情に演じているため、本心がどこにあるのかが全くわからない人物となっている。

主人公が何故そういう行動をとるのか、動機がわからないため、感情移入がしにくい。というよりも、アメリカ映画と同じ見方をしていると、イライラしてくる。「もっとちゃんとせえ!」と75回くらいロベールに怒鳴ってしまった。

ロージーの特徴とされているカメラの長回しが効果的に使われていた。短いカットでつなぐ場面とのバランスが絶妙。
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by beertoma | 2005-06-01 04:58 | 映画


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