「戦場のピアニスト」

戦場のピアニスト
/ アミューズソフトエンタテインメント
ISBN : B0000896HN

戦場のピアニスト (2002)
THE PIANIST
監督:ロマン・ポランスキー
原作:ウワディスワフ・シュピルマン
脚本:ロナルド・ハーウッド、ロマン・ポランスキー
出演:エイドリアン・ブロディ、トーマス・クレッチマン、エミリア・フォックス、ミハウ・ジェブロフスキー

<ストーリー紹介>
芸は身を助ける、というありがたいお話。
あるいは、鍵盤から手を浮かせたままピアノを弾くことができるピアニストの話。

<感想>
かつて何かで読むか聞くかした話ですが、ある主婦がこんなことを言っていました。

「たまの休みにさ、ダンナが料理を作ってくれるわけ。それはいいのよ。もちろん、ありがたいわよ。・・・でもね、子供たちがさ、「ママンの料理よりおいしー」って言うのよ。「毎日パパがごはん作れば」って。何度もよ。ねえ。どう思う? むかつくでしょ? くやしいったらないわよ。そりゃダンナの作る料理はおいしいわよ。それは私も認める。ただ、わかってほしいのは、ウチの人の料理には時間とお金がかかってるっていうことなの。高価な食材をいっぱい買ってきてじっくり作れば、誰にだっておいしいものができるわよ。あたしたち主婦はさ、お金も時間も限られた中でやりくりしてるのよ。贅沢料理と比べられたくないわよ」

「戦場のピアニスト」はダンナ様の作る贅沢料理のような映画ではないでしょうか。ナチス占領下のワルシャワを逃げまどうユダヤ人ピアニスト。誰も逆らうことができない題材を、お金をふんだんに使ったセットで撮れば、そりゃあ、心に迫る作品ができるというものです。
「レアルマドリッドが強いのは当たり前」なのと同じことです。(強くないときも多々あるようですが)(読売巨人軍の例を出そうかとも思ったのですが、現状では不適切な表現となってしまいますので割愛させていただきました)


「お金をかけて作らないと伝えられないこと」もあるとは思いますが、そして、映画の中にはそういう作品も存在すべきだとは思いますが、私が映画に求めているものとは少し違うような気がしました。
(いわゆる”大作”がイヤなのではなく、大作にするなら徹底的に娯楽に徹して欲しいだけなのかもしれません)
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by beertoma | 2005-06-15 05:52 | 映画


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