私は死にたくない (1958)
I Want to Live! 監督:ロバート・ワイズ 製作:ウォルター・ウェンジャー 原作:バーバラ・グレアム、エドワード・モンゴメリー 脚本:ネルソン・ギディング、ドン・マンキウィッツ 撮影:ライオネル・リンドン 音楽:ジョニー・マンデル 出演:スーザン・ヘイワード、サイモン・オークランド、ヴァージニア・ヴィンセント、セオドア・バイケル <ストーリー紹介> allcinema ONLINE 映画データベース 内の 映画 「 私は死にたくない 」の詳細情報 より引用 前科があったために殺人事件の犯人と決めつけられ、無実を叫びながらガス室送りとなった実在の女性死刑囚バーバラ・グレアムの手記をネルソン・ギディングとドン・マンキウィッツが脚色、R・ワイズが演出した社会派ドラマ。 <感想> 死刑の恐ろしさを描いた作品。同じような趣旨の「死刑台のメロディ」が、作り手の思い入れたっぷりの、主張の激しい作品だったのに比べ、こちらはあくまで「映画は娯楽である」という思想に基づいて作られているように感じた。 例えば、死刑執行の手順やガスの発生するしくみを説明するためのカットがあったり、(主人公がジャズ好きだったので)映画の中で何度もジャズが流れたり、冒頭などはジェリー・マリガンの演奏シーンで始まったり、などなど。 (あと、シーンのつなぎ方にも娯楽性を感じた。) これらのおかげで、死刑の日が迫る恐怖、刑の執行の残虐性が和らいだ(のでよかった)。 どこまで実話に基づいているのか興味があったので調べてみたら、かなり脚色してあるらしいです。 この映画では、バーバラ・グレアムが無実であったかのような描き方をしていますが、実際は賛否両論で、この役を演じるために資料全てに目を通したスーザン・ヘイワードも「彼女は少なくとも犯行現場にはいたと思う」と語っていたとありました。 The TRUE Story of Barbara Graham Part IV
by beertoma
| 2005-07-16 05:57
| 映画
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