井川慶 ご乱心シリーズ その参
まさかシリーズに「その参」があるとは思いませんでした。前回、前々回のピッチングで完全に立ち直ったと思い込んでいただけに、ショックも大きいです。(昨日は「明日は井川のノーヒットノーランが見れるかもしれない」と書こうと思っていたくらいです。) それも、今岡部長と矢野インタビュアーにホームランが出て途轍もなく盛り上がった直後だっただけに、感じた理不尽さもひとしおでした。こんなマッチポンプ野球、身体がもちまへん。 井川殿が同じようなシチュエーションで崩れるということは、メンタルの問題なのでしょうか。 打たれたときにポーカーフェイスでいるのが、よくないのでは? 先日、金本にホームランを打たれた上原が「あの球あそこに打つかぁ?」といった表情をしていましたが、今日の井川も、ウッズに満塁ホームランを打たれたときに少しでも発散していれば、その後コントロールを乱すこともなかったのでは、と思いました。 まあ、人生いろいろ、会社もいろいろ、ピッチャーもいろいろなんでしょうけど。 第2戦はどんな試合を見せてくれるか、楽しみです。 (先発は下柳なんでしょうか。「下さんの無意識」がお怒りになっていないことを祈るばかりです。) <今日のビビッた> ウッズの満塁ホームランにはビビりました。井川の力のあるストレートをあんな打ち方でライトスタンドに持っていくなんて信じられません。 ふつう、ホームランを打ったバッターは足どりも軽やかに走り出すものですが、ウッズはしばらくその場に留まっていました。あれは、打った余韻を楽しむためというよりは、衝撃を発散するためだったのではないでしょうか。ちょうど、ハンマー投げの選手が投げ終えた直後に雄叫びを上げて身体を震わせるのと同じです。 とんでもないエネルギーを使って、物理学的にありえない方向に打球を飛ばした。そんな気がしました。 とにかく、あのバッティングはふつうじゃありませんでした。 なんまんだぶ、なんまんだぶ。 <今日の藤本くん> 6回に桧山のホームランが出て2点差。追い上げムードも高まったその時、藤本が川上の球を完璧に捉え、ライトに大飛球を打ち上げました。 「やったぁー!」 阪神ファンの心が一つになります。ファンの心を一つにする男、それが藤本敦士。 ところが、どうでしょう。打球はフェンスの手前で急激に失速、ライトフライになってしまったではありませんか。なんて幸薄い(さちうすい)。なんて人騒がせな。 (「あこまで飛ばすんやったら、ほりこめよ」と解説の福本豊氏もボヤいてました) このなんちゃってホームランのおかげで、落合監督は川上を降板させてしまいました。続く代打の、男片岡が、石井ではなく川上と対戦していたら、と思うと残念でなりません。 みんながゆっくりと獲物のそばまで近づいていったのに、藤本のクシャミで逃げられた。 こう考えるのは間違っているでしょうか。 <今日の教訓> 中日戦の井川はとってもデンジャラス。味方が中途半端に点を取ると、力が入ってしまうためか、打たれてしまう。 爆発物を処理するように慎重に点を取らなければならない。 8/31(水)阪神vs中日16回戦 (甲子園18:00) 中 日 0 0 5 2 0 0 0 0 0 7 阪 神 0 3 0 0 1 1 0 0 0 5 勝 川上(11勝5敗) 敗 井川(11勝6敗) S 岩瀬(1勝1敗38S) 本 [神] 今岡 22号(2回2ラン) 矢野 14号(2回ソロ) 桧山 7号(6回ソロ) [中] ウッズ 31号(3回満塁) 福留 20号(3回ソロ)
by beertoma
| 2005-09-01 04:56
| 阪神タイガース
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