金本と今岡が爆発してランナーを帰しまくる、という交流戦の頃の好調さが戻ってきました。長崎のジャイアンツ・ファンにはお気の毒さまでしたが、素晴らしい勝利でした。
井川も要所要所を締めるピッチングで12勝目。来週の中日戦での登板が楽しみになってきました。 まるで一昨年のような、打線が爆発しての楽勝が続いています。どうしたんでしょう。9・7の試合で何かのスイッチが入ったのか。それとも、大リーグボール養成ギブス的なものを外したのか。 とにかく、このまま好調さが続くことを祈ります。やはり恐いのはデッドボールです。交流戦で打ちまくっていた金本の好調さが消えたのは、中日戦でした。野口から胸のあたりに速球を投げられ、のけぞってよけたのですが、あれで調子を落としたような気がします。今度はそういったことがないよう、関係各方面にお願いしたいです。 <今日の今岡くん> 5打数4安打4打点。本日も才能のおもくままにやりたい放題。 とくに素晴らしかったのは第3打席。 4回表、ツーアウト二塁の場面。ピッチャーはミアディッチ。 1球目:外角低目への変化球(スライダー?)を空振り。つま先を上げ踵で回転して、体勢が崩れそうになるのを堪える。 2球目:同じ球。見送り。ボール。 3球目:外角低目へ狙った球がワンバウンドしてワイルドピッチ。一塁走者の金本は二塁へ。 4球目:外角低目の変化球。ファール。一塁側スタンドへの飛球。 5球目:外角低目の変化球。ファール。一塁線へのライナー。 6球目:真ん中高めのストレートを見事なバット・コントロールでカットし、バックネット直撃のファール。あれは今岡にしかできないE難度の技。「スイングし始めたんだけど、来た球が予想したのと違ったので、瞬間的に手首の関節を外して、ひょいっとバットを倒して当ててみました」という感じ。このカットを見ることができただけでも幸せ。 7球目:外角低目の変化球。見送り。ボール。 8球目:同じ球が少し内側に来たところを、バットでこするように三遊間へ。ゴロで抜けるヒット。金本は三塁を回ってホームイン。 今岡は一塁を回ったところから、そのままの姿勢で足を逆回転させ、一塁ベースに戻った。 あと、8回の第5打席で放った左中間のフライ。 センターの矢野がレフト清水とぶつかりそうになりながら捕球。そのあとの2人の位置関係は少しエロチックで、歌舞伎の濡れ場のようであった。(球場を和ませていた) <今日のミアディッチくんと村田くん> 3回から登板した巨人の2番手ピッチャー、ミアディッチが大乱調、ワイルドピッチを連発していた。というより、そもそも、捕手の構えたところにボールがいかない。(巨人のキャッチャーは地元長崎出身の村田善則) 村田は一球ごとに、右へ左へ、反復横とびのように移動しながら捕球していた。 村田には非常に気の毒だったが、考えようによっては、見せ場タップリでよかったのかもしれない。 一番の見せ場は、5回表の一死一塁、打席に鳥谷の場面。 外角低めにミットを構えるも、投球はバッターの足元でワンバウンド。鳥谷があわてて飛びのく。村田は横に飛んで何とかボールを押さえた。 ところが、キャッチャーミットにボールが入ってない。 村田は立ち上がった。プロテクターの陰からボールが出てきて、そのまま腕の上を転がり、手の中へと収まった。 まるで手品師がボールを出したようだった(阪神ベンチでは岡田監督もこれを見て笑っていた)。 村田の持ちネタとして、今後もやっていただきたい。 9/13(火)巨人vs阪神19回戦 (長崎18:00) 阪 神 2 5 0 2 4 0 0 0 3 10 巨 人 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 勝 井川(12勝7敗) 敗 高橋尚(7勝10敗) 本 [神] 金本 36号(2回満塁)
by beertoma
| 2005-09-14 05:30
| 阪神タイガース
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