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「彦馬がゆく」

彦馬が行く HIKOMA, THE HERO.
パルコ・プロデュース公演

[作・演出] 三谷幸喜
[キャスト]
神田彦馬(写真師) / 小日向文世
  菊(彦馬の妻) / 松金よね子
  陽一郎(彦馬の長男) / 伊原剛志
  小豆(彦馬の長女) / 酒井美紀
  金之助(彦馬の次男) / 筒井道隆
しのさん(陽一郎の恋人) / 瀬戸カトリーヌ
坂本竜馬 / 松重 豊
近藤 勇 / 阿南健治
桂小五郎 / 梶原 善
西郷吉之助 / 温水洋一
高杉晋作 / 本間憲一
伊藤俊介 / 大倉孝二
村田蔵六(大村益次郎) / 三谷幸喜(この日だけの特別出演)


2002年3月27日(水) ル テアトル銀座(19:00開演)での公演をWOWOWが生中継したもの


<ストーリー紹介>

幕末の江戸で写真屋を開業していた神田彦馬とその家族の物語。
坂本竜馬、近藤勇、高杉晋作、西郷吉之助(西郷隆盛)、桂小五郎(木戸孝允)、伊藤俊介(伊藤博文)といった大物たちも、写真を撮ってもらおうと彼の家を訪れるのだが・・・。

東京サンシャインボーイズ時代の作品。キャストをほぼ一新して再演。(阿南健治と梶原善のみ同じ)

<感想>

演劇のビデオを見たのは数年ぶり。
三谷作品の面白さは重々承知していたので(「巌流島」~「オケピ!(初演)」までの7作品は劇場で見ました)、放映時にはしっかりと録画。
当時は、自分の中での三谷ブームが沈静化していたため、どうしても見る気になれずにそのままお蔵入りにしていた。(中途半端な気持ちで見ると中途半端な楽しみしか得られない。機が熟すのを待とうホトトギス、という発想。)
日本シリーズでの衝撃が、どういうわけか、私をして三谷作品に向かわしめたので、ビデオを探し出して拝見。

演劇の見方を忘れていたので、途中までは集中できずに苦労したが、梶原善の面白さで感覚を取り戻すことができた。彼が登場してからは、夢中になって見ていた。


・知名度のある俳優に置き換えたため、全体としてゆったりとした感じに仕上がっている( ← サンシャインボーイズ時代の「彦馬」を見ていないので推測)。
・近藤勇のムーンウォークをあのタイミングであの演出で入れるなんて、やっぱり三谷氏はスゴイ。
・相島一之(陽一郎)、近藤芳正(西郷吉之助)、野仲功 (高杉晋作)のバージョンも見てみたい。再々々演のときはぜひ彼らを。
・善さん、やっぱりあんた最高だぜ!


<笑ったセリフ>

高杉晋作「こいつらはお前の家族だろ! どうしてこんなにボロクソに言われるんだ!」

桂小五郎「俺は今、何を促されてるの?」

桂小五郎「おまえ、村田のオデコ見たことあんのかよ!」
西郷吉之助「ありもはん!」

陽一郎「(竜馬を殺したのは)新撰組ですか?」
桂小五郎「わからないんだよ、それが。・・・。あんたらじゃないの?」
陽一郎「やめてくださいよ」

陽一郎「こうなったら隊の名がつくものには全部入ろうと思ってる!」
by beertoma | 2005-11-03 05:21 | 映画


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