久しぶりにジャパンカップらしいレースを見せてもらったような気がします。強い外国の馬がいてこそ、我々の島国根性の被害妄想が刺激されるというものです。国際招待レースはこうでなくっちゃ。
ハーツクライが右へ左へと車線変更しながら伸びてくるさまが、いつだったかのオールカマーでのラケットボールのようで、いや、そんな昔の話を持ち出さなくとも、昨秋の菊花賞でのホオキパウエーブのようで、これぞ競馬という美しさに満ちていました。あまりに競馬的なゴール前に呼吸が止まりそうでした。 結局、馬券は買いませんでした。アルカセットを軸にするかロブロイを軸にするかで散々迷い、相手をどう絞るかでこれまた散々迷い、よし、ここは原点に返って、ロブロイからウォーサン以外の外国馬5頭に流そうと、いったんは決意したものの、いや待てよ、外国馬同志の決着もありうるぞ、そっちのみーずはあーまいぞ、そんな声も聞こえてきまして、それならBOXか、でも点数が多すぎやしないか、などと悩んでいるうちに、脳のブレーカーが落ちて買う気をなくてしまいました。 結果的にはこれがラッキーでした。ハーツクライは買わない方向で話が進んでいましたので、当たったとしても、ガミもガミたり、になっていたと思います。 私としましては、予想で本命にしたアルカセットが勝ったことと、ロブロイが三着に沈んだこと、この二点で充分でございます。 不覚だったのは、ハーツの二着もそうなんですが、それよりも、リンカーンが四着にきたことです。今更ながらですが、能力の高い馬なんだと思い知らされました。 ただ、何となくですが、幸の薄い馬であるような気もします。こういうタイプの馬は天皇賞やジャパンカップといった本格的なG1には縁がなく、宝塚記念あたりを勝つのではないでしょうか。 <ステイヤーズS> 今週土曜日(12月3日)に中山競馬場で行なわれるステイヤーズSの特別登録馬が発表されました。 ここまでメンバーが揃うなら、そして、あそこまで凡走するのなら、スズカマンボやビッグゴールドにはこちらに回ってほしかったです。 サクラセンチュリー イングランディーレ ヤマニンアラバスタ ホオキパウェーブ シェイクマイハート デルタブルース ブリットレーン ゴーウィズウィンド マイネルホライズン ハイフレンドトライ ダイタクアルビン ホウザングラマー フィヨルドクルーズ ラヴァリージェニオ エルノヴァ
by beertoma
| 2005-11-29 05:52
| 競馬
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