土曜ワイド劇場
『京都南署鑑識ファイル 古都老舗女社長殺人』 復讐、嫉妬 京呉服をめぐる華やかな闘い!! すき間10cm!? 死体が窓を通り抜けた 12/10(土) 21:00 -- 22:51 ABCテレビ <スタッフ> 監督: 本橋圭太 脚本: 砂本量 プロデューサー: 佐藤凉一(テレビ朝日)、三輪祐見子(テレビ朝日)、指田貴行(アズバーズ)、松野千鶴子(アズバーズ) 制作: テレビ朝日、アズバーズ <キャスト> 円城寺りつ子 (田中美里) … 京都南署の鑑識官 志賀隆造 (小林稔侍) … 京都南署の鑑識官 りつ子の上司 玉木ケイ子 (黒田福美) … 京都南署の刑事 立石勝彦 (井田國彦) … 京都府警本部の刑事 曽我部元春 (池内万作) … 監察医 京都洛南医科大学 海老原太 (伊東貴明) … 京都南署 鑑識官 小菅柳太郎(田口計) … 着物チェーン店『やまぶき』の会長 宮沢睦美 (風花舞) … 『やまぶき』の女社長 小菅柳太郎と愛人との間の子 わがままで言いたい放題のイヤな女 と思っていたら、ドラマが始まってすぐに殺された 仕方ないか 小菅郁代 (若林志穂) … 『やまぶき』の社長秘書 小菅柳太郎の実の娘 寺沢智世子 (越智静香) … 『やまぶき』のデザイナー 岩切重典 (草川祐馬) … 『やまぶき』の経理担当重役 後藤匠 (池田政典) … 染め職人 久坂竜子 (茅島成美) … 小料理屋「竜子」の女将 「竜子」はりつ子や志賀の行きつけの店 りつ子の亡父も生前はよく利用していた <ストーリー紹介> ONTV JAPAN の紹介文より。 ”鑑識の神様”と呼ばれた亡父と比較されながらも、独自の感性で事件を解決する女性鑑識官の奮闘を描く。ある日、着物チェーン店の女性社長・宮沢睦美(風花舞)の遺体が本社ビルの裏手で発見される。京都南署の鑑識官・円城寺りつ子(田中美里)は、主任の志賀(小林稔侍)とともに現場に急行。睦美のポケットに遺書らしきメモが入っていたことから、京都府警本部の立石刑事(井田國彦)は自殺と判断する。しかし、睦美と面識があり、その精神的図太さを知るりつ子は、彼女が自殺するとは思えなかった。その後の捜査で、ビルの5階の社長室には睦美の靴と眼鏡が置かれていたが、窓は10センチしか開かない仕組みで、飛び降りられるようなすき間がないことが分かる。さらに、屋上のドアの鍵は閉まっていて、この鍵が前日に新品と交換されたため、睦美が持っているはずはないという証言が得られる。 <感想> ・女社長の殺人事件のほうは、動機やトリック(自殺に見せかけようとするために、何故そんなまわりくどい方法を使ったのか)が納得できるものであったが、もう一つの殺人事件については、作り手の都合がミエミエで、そのリアリティのなさが残念だった。 (鑑識課を活躍させるための、かつ、女社長殺人事件の解決の伏線にするための、特殊な殺し方だった) ・女優陣の”お色直し合戦”は見応えがあった。 ・会長の娘・小菅郁代を演じた若林志穂の関西弁(京都弁)。ところどころ怪しかった。 非関西圏出身の俳優が関西人を演じる場合、言葉が怪しくなることが多い。 関西人にとっては、こういったカタコトの関西弁が気になってしまう。 ただ、注意したいのは、完璧なイントネーションだから○、そうでないから×、とは言いきれないところ。 歌を評価する場合に、音程が完璧だから○、そうでないから×、と単純に言えないのと同じ。 怪しい関西弁の中にもいろいろ種類があって、大谷直子の話す関西弁のように、「怪しさ」が「妖しさ」の域に達しているのもあります。 (かなり音痴な訛りなんだけれど、その音程の外し方に独特の味があって、そのうえ、彼女の声の艶っぽさも加わって、なんともいえない危険な香りがします。ジョン・コルトレーンの演奏する「マイ・フェイバリット・シングス」に通じるものがあると思います。マッコイ・タイナーのピアノが聞こえてきそうな関西弁です)
by beertoma
| 2005-12-13 05:58
| テレビドラマ
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