「新春オール吉本初笑い 漫才&コメディ大集合」
01/02(月) 12:00 -- 14:25 ABCテレビ 「トミーズ&阪神巨人&カウスボタン&南キャ&こだまひびき&中川家&大花&メッセ&フット&いくくる&ハイヒール▽内場&辻本&やすえ&きんに君ほか」 司会: トミーズ、ハイヒール 出演者: オール阪神・巨人 中田カウス・ボタン 宮川大助・花子 今いくよ・くるよ 大木こだま・ひびき 中川家 メッセンジャー フットボールアワー 南海キャンディーズ 内場勝則 辻本茂雄 島木譲二 未知やすえ 浅香あき恵 末成由美 なかやまきんに君 <中川家> (以下の数行はあくまで私の感じた印象です。「そのように見える」というだけです) 中川家の漫才の進め方は独特である。 その場その場の雰囲気に応じて、モノマネを入れたり相方をいじったりしながら、漫才を進めていく。ときには、以前のネタの一部分を入れることもある。 他の漫才師たちの漫才は「練習したネタを客の前で再現」しているが、彼らは、「舞台上で漫才を作りながら披露」している。 これはとても高度なテクニックである。仲のいい兄弟であるからこそ出来る芸当であろう。 が、危険なことでもある。うまくハマれば、客との境界線が消えて非常に面白い漫才となるのだが、失敗すると、前に見たことのあるネタやモノマネでごちゃごちゃになった、”つぎはぎ感”たっぷりの漫才になってしまう。 M-1で優勝してからの中川家の漫才には、どちらかといえば不満を感じることが多かったが(あのときほど面白く思えかったから)、この番組での漫才(テレフォンショッピングのネタ)はM-1のときよりも面白かった。大笑いさせていただきました。 <オール阪神巨人> 抜群に面白かった。 二人が登場して、交互に客に向かって喋りまくるという状況だけで笑ってしまった。行儀よく交代で話す漫才ばかり見ていたので、こういったタイプの漫才を久しぶりに見ると、とてもおかしい。 ネタも良かった。(アイバンクのネタ) 冒頭部分を採録してみました。 (互いに、相手がしゃべり終わるか終わらないかのタイミングで口を開く) 阪神 「いやー、どうもおめでとうございます」 巨人 「おめでとうございます」 阪神 「(客に)会いたかったよー!」 巨人 「(笑)」 阪神 「いやいやホントに」 巨人 「(阪神を指さし)元気でしょ?」 阪神 「いやいや」 巨人 「(阪神の両肩を後から押さえながら)正月やからさっき充電しました」 阪神 「アホなこといいない!」 巨人 「ホンマもう、漫才やって31年目でね」 阪神 「コンビ組んでね、ホントに」 巨人 「いろんなこと言われるんですよ」 阪神 「言われますねえ」 巨人 「『あんたええなあ』」 阪神 「『ええ仕事やったはんなあ』」 巨人 「『いつもアホなことしゃべって』」 阪神 「そう、『あることないことペラペラしゃべって』」 巨人 「『お金もらいはって』 そんなことないんですよ」 阪神 「そんなことございませんのよホントに」 巨人 「いろんなこと考えながら」 阪神 「考えながら漫才やっとります」 巨人 「皆様の安全とかね」 阪神 「あぁこれ、安全は考えとります」 巨人 「これはもう会社から言われてます。毎回ね」 阪神 「上のほうから全部言われてます、我々はね」 巨人 「何かあった場合は」 阪神 「はい」 巨人 「たとえばこれ、地震くるとかね」 阪神 「あぁ、くるかわかりません」 巨人 「あるかわかりませんよー」 阪神 「恐いですよ、本当に」 巨人 「言うときます。(ホールの天井を指さし)すぐつぶれます、ここ」 阪神 「アハハハ。あのな、おい待て」 巨人 「鉄筋、2本も入ってません」 阪神 「待て!」 巨人 「(両手で折りたたむような仕草をして)パタンパタン、もう折り紙みたいに」 阪神 「ようそんなこと言うわ」 巨人 「でもホンマ、こういう劇場は柱がないから」 阪神 「なんの柱もございません」 巨人 「上から物が落ちてきます」 阪神 「吊ったあるライトが皆さんの頭めがけて、ゴンガラギンガラ・ゴンガラギンガラ・ガン・ゴワン・ゴワーン、ゴンワオワオワオワ~(と喉を鳴らしながら)」 巨人 「(阪神を指さし)楽しいやないか。ほんでみんな上見たはるやないか」
by beertoma
| 2006-01-15 06:40
| お笑い
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