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「R-1コレクション」

「R-1コレクション」

01/29(日) 24:15 -- 25:15  関西テレビ
「東京ピン芸人井上マーに猫ひろし&いとうあさこと佐久間」
出演者: 三瓶 南野やじ 井上マー 佐久間一行 いとうあさこ 増谷キートン 猫ひろし 他


<感想>
R-1グランプリに備えて、東京のピン芸人を紹介するという趣向の番組。
私にとって面白かったのは、南野やじと三瓶でした。それぞれについての感想は以下の通りです。


<三瓶>
面白かった。(誠に失礼ながら)これは想定外。
何年か前の、彼が一世を風靡していた頃は、ネタそのものはあまり面白くないのにブームで客を煙に巻いて笑わせている、という印象だったが、今回は、ふつうに芸として面白かった。

舞台を数多くこなして力をつけてきた、ように感じた。(憶測です)

笑ったネタは、「ヒーローインタビュー」(ブヒ)、「しずかちゃん」(「ねえねえタケシさんタケシさん、いいかげん弱いものイジメはやめなさいよ、のび太さんが可哀想よ、ねえタケシさんタケシさん」「バカヤロコノヤロ」)、安田大サーカス・クロちゃんのモノマネ。


<南野やじ>
この番組を見て一番の収穫は彼の存在を知ったこと。抜群に面白かった。
選挙演説のように叫ぶというスタイル。張り上げた声が嫌味に聞こえない。
ネタは、自虐的な自己紹介。合間合間に「ダメ人間です!私はダメ人間です!」と叫ぶ。

採録してみました。

「高校時代、物理のテストで2点を取ったことがあります。 バカです! 私の頭脳は愚かです! 5年前、バケツにボールが2個しか入りませんでした。それ以来、受信料を払うのがイヤでイヤで仕方ないんです」

「ふつうに舞台に出てきて『ハイ南野やじです』って言やぁいいのに、笑いが欲しい一心でヘンに小細工をして『ジコクハ、バクダッドジカンデ、2ジ35フンニナリマシタ。ミナサマボンジュール』と言っては案の定ウケタためしがありません! それが何だといわれればこの話はそれまでなんですが、皆さんを喜ばせようと思って、皆さんを楽しませようと思って、一生懸命ボケている、その熱意だけはわかってください。 いいですか! 私は客席の沈黙が40秒以上続くと、自律神経に障害を起こします! 人助けだと思って笑ってみませんか。 愛想笑いで命が助かるんです! ここは劇場ではありません。病院です! 私は演者ではありません。患者です!」

「無理に笑わなくていいです。アンケートに『頑張れ』って書いてください。あるいは、『逃げるな』『進め』。激励の言葉をください。・・・私は病んでます! ダメ人間です!私はダメ人間です! そのアンケートによく書かれる感想といったら、『さむ』とか、『きも』とか、『うざ』とか、『しね』とか、『やだ』とか、『むり』とか、『ひく』とか、全部2文字です! 2文字で罵られるんです! 一番パンチが効いたダメ出しは、あの昔の通知表みたいに、漢字で『不可』て書かれたことです! 家で号泣しました。ダメ人間です!私はダメ人間です!」
by beertoma | 2006-02-04 06:32 | お笑い


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