『笑うふたり』 高田文夫

笑うふたり―語る名人、聞く達人 高田文夫対談集
高田 文夫 / 中央公論新社
ISBN : 4122038928

<内容紹介>
(裏表紙の紹介文より)
伊東四朗、三木のり平、イッセー尾形、萩本欽一、谷啓、春風亭小朝、青島幸男、三宅裕司、立川談志―笑いに人生を賭けてきた男たちに、業界きっての聞き上手が聞く、日本のお笑いの過去、現在、そして未来。高田文夫の“笑いの二部作”、待望の文庫化。

<感想>
誰よりも東京の笑いを愛する男・高田文夫の対談集。

バラエティ番組を数多く見ていると、知らず知らずのうちにいま主流となっている笑いだけが「お笑い」であるように思ってしまいがちですが(私だけ?)、この本を読むと、昔も今もさまざまな種類の笑いがあって、いま流行りの笑いはそのほんの一部にすぎないということがわかります。
吉本興業がサンデーサイレンスのようにテレビお笑い界を席巻していますが、それ以外の血統についても勉強したいという人は、まずこの本を読むべきではないでしょうか。

<引用>
(バラエティ番組がタレント主導型になってしまったという高田の発言を受けて)「うーん、笑いってのは、しっかりした作り手と芸人がいて初めて、芸になるんじゃないかねえ。」(伊東四朗)

「ま、結局、どんなネタでも芸さえあれば客を笑わすことができるし、客の反応を見ながら話せるようにならなきゃいけないってことだったんだな、あれは。」(三木のり平)

「僕はもともと浅草の劇場出身で、浅草ではコントといっても、打ち合わせというものがないわけ。先にボケたほうがボケ役で、相手がボケたらこっちはすぐにツッコミにいかなくちゃいけない。そういう雰囲気のなかでずっと舞台をやってきたからね。」(萩本欽一)

「その頃、調子がいいと「ビローン」だとか「ムヒョー」とか言って、牌をツモってたんですよ。ガチョーンもその一つで。」(谷啓)

「「笑い」と「楽しい」は微妙な違いだとは思うんですけど、笑うためだけに落語を観にに来てるんじゃないということははっきりしてる。」(春風亭小朝)
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by beertoma | 2006-02-23 05:52 | お笑い


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