『八百万の死にざま』 ローレンス・ブロック

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八百万の死にざま
ローレンス ブロック 田口 俊樹 / 早川書房
ISBN : 415077451X

<内容紹介>
(裏表紙の紹介文より)
キムというコールガールが、足を洗いたいので代わりにヒモと話をつけてくれという。わたしが会ってみると、ヒモは意外にもあっさりとキムの願いを受け入れてくれた。だが、その直後、キムがめった切りにされて殺された。容疑のかかるヒモの男から、わたしは真犯人探しを依頼されるが……
マンハッタンのアル中探偵マット・スカダー登場。大都会の感傷と虚無を鮮やかな筆致で浮かび上がらせ、私立探偵小説大賞を受賞した大作。


<感想>
主人公がアル中であるという設定。事件解決に向けての闘いとアルコールとの闘いとの二本立て。
脇役たちに魅力的な人物が多く、作者の”うまさ”を感じる作品。

ただ、小説内部のすべてのことを作者がコントロールしすぎているような印象も受けた。
(書いているうちに登場人物たちが勝手に動き出さないように、当初の予定とは異なった方向へと物語が進まないように、コントロールしすぎている)

上手いし面白い、でも、もうちょっと引っかかりみたいなものが欲しい。
(小説を読むスピードとの関連でいえば、速く読んでこそ楽しめる一品なのかもしれません)
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by beertoma | 2006-02-27 05:46 | 読書


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