『影の護衛』『マクシム少佐の指揮』 ギャビン・ライアル

a0034898_524511.jpg影の護衛
ギャビン ライアル Gavin Lyall 菊池 光 / 早川書房
ISBN : 4150710589

a0034898_5172315.jpgマクシム少佐の指揮
ギャビン・ライアル 菊池 光 / 早川書房
ISBN : 4150710597

<ストーリー紹介>
(裏表紙の紹介文より)

『影の護衛』
ダウニング街の首相官邸に手榴弾が投げ込まれた。犯人はすぐに逮捕されたが、男の真の狙いは、高名な軍事理論家タイラー教授の秘密を法廷で暴くことにあった。教授は欧州核戦略会議の議長を務める人物だ。場合によっては国際問題にも発展しかねない。ひそかに調査を始めたマクシム少佐は、やがて政府を根底から揺るがすような驚くべき真相に突き当たる。冒険小説の雄が挑んだ初のスパイ小説。マクシム少佐シリーズ第一弾

『マクシム少佐の指揮』
マクシム少佐のもとにSAS時代の部下が助けを求めてきた。情報部の者と名乗る女に請われて護衛を引き受けたが、銃撃戦に巻き込まれ、民間人を射殺してしまったという。公式の任務ではないから軍にも戻れず、捕まれば殺人と無許可離隊の罪は免れない。元部下を救うため独自の調査をはじめたマクシムは、やがて東ドイツの大物政治家の秘密をめぐる非情なスパイ戦の渦中へと。冒険小説の巨匠が放つ白熱のシリーズ第二作



<感想>
『影の護衛』は、原尞が「英国ハードボイルドの第一級の作品」と解説に書いていたのでかなり期待したが、ストーリーの展開がゴツゴツしていたのと、マクガフィンであるべきタイラー教授の秘密がヘンにクローズアップされていたのとで、あまり満足できなかった。

ところが二作目の『マクシム少佐の指揮』。こちらのほうは、ストーリーの展開はスムースだし、クライマックスでは見せ場たっぷりだし、主要な登場人物たちとは顔なじみになっていることもあって、大いに楽しめた。
(読書を中断しているときでも、「(次の読書時間には)また、あの世界に戻ることができる!」と思うだけでテンションが上がった)

いったん気に入ってしまうと不思議なもので、否定的に思っていた一作目も、パラパラと読み直してみて、かなり面白かったような気がしてきた。(部分部分ではたしかに面白い)

「面白かった」「面白くなかった」の印象なんて、心の持ち方ひとつでガラッと変わってしまう。
ということを、またまた思い知らされました。
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by beertoma | 2006-03-12 05:25 | 読書


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