5/6(土)横浜vs阪神 8回戦

ROUND1(ラウンドワン)のCM、面白いですよね。知らない方のために紹介いたしますと、

ボーリングをしている女性が、美しいフォームで球を投げる。すべてのピンが倒れる。にっこり笑って「ストライク!」。
ところが、一本のピンが起き上がる。よく見ると、それはピンの格好をした長州小力。彼は必死に訴えかける。
「倒れてないッスよ。ぜんぜん倒れてないッスよ」
で、彼がパラパラを踊りながらボーリング場の宣伝をする。という内容のCMです。

ラウンドワンホームページ 内の ここ に映像があります )


今日の試合でも、長州小力が出てきそうな場面がありました。

六回表でした。横浜のピッチャーはこの回から二番手の川村丈夫。先発の土肥がアクシデントで降板してしまったための緊急登板です(金本のゴロを指に当ててしまったらしい)。川村は、もともとここ最近の調子がよくなかったことに加えて、万全の準備ができなかったためでしょう、ストライク・ボールのハッキリした投球でした。
先頭打者の今岡にセンターオーバーの二塁打を打たれます。続く浜中は浅いレフトフライに打ちとったものの、鳥谷をフォアボールで歩かせてしまいます。一生懸命、コーナーを狙って投げているのですが、ハッキリとわかるボール球にしかなりません。浜中の打席では、スライダーがど真ん中高めのホームランコースにいってしまう場面もありました(浜中の狙い球と違ったためかファール。キャッチャーの相川が、大慌てで「もっと低くもっと低く」とゼスチャーしていた)。
ピンチです。一死一二塁。次のバッターは昨日3打席連続ホームランの矢野輝弘。横浜ベンチから、たまらず阿波野ピッチングコーチが飛び出してきました。野手たちがマウンド上に集まってきます。コーチを交えてなにやら話し合い。川村はうんうんと頷いています。コーチが帰り、野手が川村に声をかけました。それに「オーケー」と答える川村。また別の野手が声をかけました。それに対しても「うんうん」。そして「オーケー」。

いよいよ矢野のとの対戦が始まりました。一球目、ボール。二球目、ボール。あっという間にノーストライク・ツーボール。いずれもキャッチャーの構えたところへは行ってません。矢野を出せば逆転のランナーになってしまいます。満塁にするつもりはないでしょう。
ところが、三球目も明らかなボール。
このままずるずると破滅への道を突き進むのはイヤだったんでしょう。相川が身ぶりで何かを伝えました。

川村はそれにどう応えたか?

彼は穏やかな表情で相川を見つめました。そして、右手の握りこぶしで自分の胸を軽く叩くと、こう口を動かしたのです。
「だいじょうぶ」

ぜんぜん大丈夫ちゃうやんけ!! 超特大のピンチやんけ! その自信はどっからくんねん!
阪神ファンの私でさえ、こう突っ込まずにはいられませんでした。

これはもう、長州小力の「倒れてないッスよ。ぜんぜん倒れてないッスよ」の世界や。
私には、マウンド上でパラパラを踊る川村丈夫の姿が見えるような気がしました。


<エピローグ> 
川村は、矢野をストレートのフォアボールで歩かせた後、代打の桧山をホームランコースの球(!)で内野フライに打ち取ります(桧山の打ち損じ)。
次の赤星も、ホームランコースの直球を見送らせたあと、ショートゴロに打ち取りました。
私が浅はかでした。「だいじょうぶ」だったんです。
パラパラ丈夫、おそるべし。

川村はこれで調子を取り戻すのではないでしょうか。


■ 拙攻を繰り返しての敗戦。あと一本が出ない。この横浜戦での、阪神のリズムは何かおかしい。ひょっとして巨人戦で原監督の毒気に当てられて何かが狂ってしまったのかもしれない。
ここは崩れた体勢で走り続けるよりも、いったん転んでリセットしたほうがいいのでは。原マジックに負けるな!



5/6(土)横浜vs阪神 8回戦 (横浜14:00)

阪 神  1 0 0  0 0 0  0 0 0  1
横 浜  2 0 0  0 1 0  0 1 X  4

 土肥(2勝3敗0S)
 安藤(2勝2敗0S)
 クルーン(0勝1敗4S)

バッテリー
阪 神  安藤、ダーウィン、能見、金沢 - 矢野
横 浜  土肥、川村、木塚、加藤、クルーン - 相川
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by beertoma | 2006-05-07 06:44 | 阪神タイガース


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