5/31(水)阪神vs楽天 2回戦 

男は酔っていた。時刻は午前5時。ふだんならグッスリと眠っている時間だが、今日は特別な日だった。日本代表がドイツ代表と試合するのだ。おちおち眠ってなどいられない。
男は大のサッカー好きだった。職場の仲間と一緒にビールを飲みながらテレビ観戦していた。
試合は高原の2ゴールで日本がリードする展開となった。まさかの2得点に男は狂喜した。横にいた同僚と何度もハイタッチを繰り返す。嬉しさのあまり手が腫れているのにも気づかないほどだった。
男はたどたどしい英語で、高原がいかに素晴らしい選手であるかを同僚に伝えた。その同僚というのは外国人労働者で、カタコトの日本語しかできなかった。男もカタコトの英語しかできなかったが、サッカー好きに国境はない。身ぶり手ぶりも交えながらサッカー談義に花が咲いた。

「ニッポン、ツヨーイネ! オメデト!」
「そうだろ? サンキュー!」
「デモ、モウ、アサダヨ。 キョウノ、シゴト、ダイジョーブカナ?」
「OKOK! トゥデイ、ウィー、ノージョブね」
「ノージョブ? シゴト、シナクテイイノ?」
「イーグルス、弱いね。ミンナ、打ってクレル」
「ホント?」
「ジェフもカムバックしたしね。俺たち、ノージョブよ。もっと飲もうよ」
「ソウダネ、アーッハッハッハ!」
「カンパーイ! アーッハッハッハ!」

男の名は久保田智之。同僚の名はダーウィン・クビアン。


たぶん、そういうことだったんでしょう。
でないと、二人が打たれたことの理由が説明つきません。

ベンチに下がった後の久保田の表情が映しだされていましたが、本気で落ち込んだ表情をしていました。いつもは打たれても、また次に頑張ればいいじゃんといったふてぶてしさがあるのですが、今回はそういった気配がなかったので、少し心配です。
「まだ9回ウラの攻撃が残ってるわけなんですが何か問題でも?」と開き直っていただきたい。


今年の久保田は好調・不調の波があって、これまでは、点差が開いているときに不調、一点差のときに好調、とうまくいっていたのですが、今回はたまたま「一点差」と「不調」が重なってしまっただけのことなんでしょう。

今回良かった点は、
1.相手が楽天だったこと。これが、ソフトバンク戦だとか(勝ち越し決定前の)ロッテ戦だったら、ショックは限りなく大きいと思います。ノムさんも楽天の選手たちも大喜びしていましたし、ま、ええんとちゃいますか。
2.「四球+四球+逆転ヒット」と「とんでもない悪送球で二失点」が一度に出たこと。二回に分けて出るよりずっといい。
くらいでしょうか。

今日の総括。
日ハムのリリーフ陣がだらしないせいで巨人とのゲーム差が0.5に縮まってしまった。
しっかりしてくれ日ハム。




5/31(水)阪神vs楽天 2回戦 (甲子園 18:00)

楽 天  1 0 0  1 0 0  0 0 0  2
阪 神  1 0 0  0 0 0  0 4 X  5

 青山浩二(1勝3敗0S)
 久保田智之(3勝4敗11S)
 福盛和男(0勝0敗9S)

バッテリー
楽 天  グリン、小倉、吉田、青山、福盛 - カツノリ、中谷
阪 神  杉山、ダーウィン、ウィリアムス、藤川、久保田 - 矢野
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by beertoma | 2006-06-01 06:08 | 阪神タイガース


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