深夜の告白(1944)
Double Indemnity 監督:ビリー・ワイルダー [ストーリー] 深夜のロサンジェルス。一台の車が猛スピードで走っている。やがて車は保険会社の前に止まり、中から一人の男が出てくる。男の名はウォルター・ネフ(フレッド・マクマレイ)。この会社の営業マンである。 彼は自分の部屋に入り、ディクタフォン(速記者用口述録音機)のスイッチを入れる。告白の相手は請求審査部部長のバートン・キーズ(エドワード・G・ロビンソン)。 「ディートリクソン夫人からの請求の件に関して、あんたの調査はいい線を突いていた。事故ではなく殺人だという判断は間違っていなかった。しかし、犯人を選ぶ段階で間違ったやつを選んでしまった。 ・・・ディートリクソンを殺したのは俺だ。 そもそもの始まりは五月だった」 保険金目的で人を殺してしまった男の告白がはじまる。 ストーリーはネフの視点から回想として語られます。主人公の職業こそ私立探偵ではないけれども、全体のトーンはハードボイルド小説のようであり、そういった世界が好きな人にとってはたまらない作品ではないでしょうか。 サスペンス度満点のシーンもいくつかあり、さりげなく、というか雑に撮られている分、ヒッチコック映画よりもドキドキします。 バーバラ・スタンウィックの髪の色がブロンドというのが、どうも馴染めませんが、それ以外は言うことなしです。
by beertoma
| 2004-07-11 22:47
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