JAZZでは ”スウィングする” という言い方があります。うまく言葉では表現できませんが、まあ、バンド全体がいい具合にノッている、という感じでしょうか。って、自分でも理解しているかどうかわからないので、こんな説明になってしまいました。
で、このスウィングですが、JAZZにおいては大切な要素で、”スウィングしなけりゃ意味ないよ” とまでは言えないとしても、”スウィングした方がいいかもね” というのは衆目の一致するところだと思います。 それでは、これがスウィングだ!という演奏をするのは誰でしょうか? カウント・ベイシー? いいえ。 グレン・ミラー? ノー。 サッチモことルイ・アームストロング? ナイ。 それともキング・オブ・オールのサー・デューク? ニェット。 答えはカルロス・クライバーです。 二十年以上前になります。クライバー指揮によるオペラ「カルメン」がNHK教育で放映されていました。 ナイヤガラの滝のような盛大なる拍手に迎えられクライバー氏が登場。タクトが振りおろされるや否やジャンジャカジャカジャカが始まりました。前奏曲はやがて「闘牛士の歌」のパートにさしかかります。そこでのバイオリン奏者たちの一糸乱れぬ腕の振りの見事なこと! 聴覚的にすばらしい演奏なのはもちろんですが、視覚的にも魅了され幻惑されてしまいました。 これこそがスウィングですよ あなた。 海賊盤のビデオも出ているようですから、機会があればご賞味あれ。
by beertoma
| 2004-07-22 21:24
| 音楽(JAZZ)
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