某月某日
ビデオ屋に寄り中古DVDを探す。値段が高くないものを何かひとつと棚に目を走らせていると「マーシャル・ロー」が1050円という値段で並んでいる。デンゼル・ワシントン、ブルース・ウィリス、アネット・ベニングという豪華な出演者。これは買いでしょう、と頭の中で声がしたのでレジへと向かう。 D・ワシントンがFBI調査官、B・ウィリスが軍の偉いさん、A・ベニングがCIA職員という配役。 イスラムの過激派組織のボスがアメリカ軍に捕らえられる。組織のメンバーは釈放を要求、NYで爆破テロを次々と繰り返す。ワシントンとベニングは対立しながらも犯人を追う。やがて、治安の収拾がつかなくなり戒厳令が施行される。 前半はFBIvsテロリストという図式がクリアで大いに楽しめるのであるが、後半になり戒厳令が施行されるとストーリーの焦点がぼやけてしまう。何をキーにして観客の興味を引っ張っていきたいのかがわからなくなってしまった。 シーンごとの見せ場は充分にあり、部分としてはよく出来ているのだけれど、全体としてつながっていないという気がした。 ラストでは「エアフォース・ワン」や「インディペンデンスデイ」にも通じるようなオメデタサ(というか、アリスのハンド・イン・ハンド的むず痒さ)満開でげんなりしてしまった。 購入して失敗。安かったのでイヤな予感もしたのだけれど。 最後の方では退屈したせいなのか、なぜか八神純子の「パープルタウン」が頭の中で鳴り出した。サビの部分に勝手に言葉を当てはめて歌ってしまう。♪ まぁーしゃるろー、ましゃるろー、話バラバラさフッフフ ♪ どうも最近、昔の曲が突然鳴り出してしまう。八神純子が好きだったという事実はない。不思議だ。病気だ。 ひょっとして無意識の層では好きだったのに、無理に押さえつけていたのかもしれない。 マーシャル・ロー(1998) THE SIEGE 監督:エドワード・ズウィック 脚本:ローレンス・ライト、メノ・メイエス、エドワード・ズウィック 出演:デンゼル・ワシントン、アネット・ベニング、ブルース・ウィリス
by beertoma
| 2004-09-03 04:13
| 映画
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