カテゴリ:映画( 198 )

「交渉人」

交渉人
/ ワーナー・ホーム・ビデオ
ISBN : B000BTCMH4

交渉人 (1998)
The Negotiator

<スタッフ>
監督:F・ゲイリー・グレイ
脚本:ジェームズ・デモナコ、ケヴィン・フォックス
撮影:ラッセル・カーペンター
タイトルデザイン:カイル・クーパー

<キャスト>
ダニー・ローマン (サミュエル・L・ジャクソン) … シカゴ警察東地区でナンバーワンの交渉人 東の横綱
クリス・セイビアン (ケヴィン・スペイシー) … シカゴ警察西地区でナンバーワンの交渉人 西の横綱
アダム・ベック (デヴィッド・モース) … 特殊部隊(SWAT)の隊長 ダニー・ローマンのやり方には常々批判的である
グラント・フロスト (ロン・リフキン) … この人も隊長 でも穏健派
アル・トラヴィス (ジョン・スペンサー) … 署長
テレンス・ニーバウム (J・T・ウォルシュ) … 内務捜査局局長 警察内部で起こった障害年金の基金横領事件を調査
マギー (シオバン・ファロン) … ニーバウムの秘書
カレン・ローマン (レジーナ・テイラー) … ダニー・ローマンの妻
ルディ・ティモンズ (ポール・ジアマッティ) … けちなタレコミ屋 たまたまニーバウムの部屋にいたため事件に巻き込まれる
ファーリー (スティーヴン・リー) … ローマンが篭城したとき、セイビアンが到着するまでの交渉役を命令された ところがローマンにいいようにあしらわれる
パラーモ (マイケル・カドリッツ) … 特殊部隊(SWAT)の狙撃手 ダニー・ローマンの狙撃を命じられる
ネイサン・ルーニック (ポール・ギルフォイル) … 刑事 ダニー・ローマンの相棒
ケイル・ワングロー巡査部長 (ロバート・デヴィッド・ホール) … 謎の人物


<ストーリー紹介>
ダニー・ローマンは優秀な交渉人。今日も人質事件をあっさりと解決し、仲間たちと楽しく酒を飲んでいた。
その席で彼は相棒のネイサンからある犯罪の話を聞かされる。警察内部で基金横領が行なわれており、自分たちの仲間もそれに加担しているというのだ。二人は内密のこの事件を調べることにする。
ところが、それから数日後、ショッキングな出来事が起こった。ネイサンが殺害されてしまったのである。
おまけに、ダニーは「相棒殺し」と「基金横領」の容疑者にされてしまった! 彼には身に覚えのないこと。無実を訴えるのだが、誰も耳を傾けてくれない。

とうとう、ダニーはブチ切れた。内務捜査局局長のニーバウムのところへ行き、彼を人質に立てこもった。


<感想>
・2回目。私にとっては、サミュエル・L・ジャクソンは感情移入しやすい俳優であるため、今回も大いに楽しめた。

・スローモーションの多用は不満。

・ケヴィン・スペイシーは、「セブン」のイメージが強いので、静かな作品では浮いている(ように思える)。いつか人を殺すんじゃないか、と見ていて落ち着かない。ところが、こういうやかましい作品の中では、きつすぎる個性が目立たなくなって、安心して見ていられる。

・基礎編として、まず、交渉人の存在をクローズアップする作品を作るべきではなかったか。私は交渉人というものの存在を知らなかったので、最初この映画を見たとき面喰った。(交渉人の存在を知っていることが当たり前というスタンスで作られていたので)
「交渉人が人質を取って立てこもる」という設定の話は、基礎編を見た人にとっての応用編であるような気がする。 (いきなり応用編を見てしまったことが勿体ない。二度楽しめたはずなのに)
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by beertoma | 2005-12-24 06:36 | 映画

「大阪物語」

大阪物語 (1957)

監督: 吉村公三郎
原作: 溝口健二、井原西鶴(「日本永大蔵」より)
脚本: 依田義賢
撮影: 杉山公平
美術: 水谷浩
音楽: 伊福部昭

仁兵衛 (中村鴈治郎) … 近江屋の主人 超弩級のケチ
お筆 (浪花千栄子) … 近江屋の女房 仁兵衛のやり方におとなしく従っている
おなつ (香川京子) … 近江屋の娘 父のやり方に批判的 番頭の忠三郎のことが好き
吉太郎 (林成年) … 近江屋の伜 うぶな青年だったが、市之助と知り合って・・・
忠三郎 (市川雷蔵) … 近江屋の番頭 真面目 おなつのことが好き
お徳 (鐙屋の女主人) … 三益愛子 彼女もまた超弩級のケチ
市之助 (勝新太郎) … 鐙屋の伜 遊び人
滝野 (小野道子) … 新町扇屋の遊女
綾衣 (中村玉緒) … 新町扇屋の遊女
星野権左衛門 (東野英治郎) … 大名留守居役
河内屋 (山茶花究) … 大阪の両替屋


<ストーリー紹介>
貧農の出で一代で財をなした男とそのまわりの人々の物語。

二時間ドラマ風のサブタイトルをつけるなら

『大阪物語  戦慄!! たった十文なくしただけで奉公人をしばきまくる男・仁兵衛! 妻の病気よりも娘の結婚よりも金だ! このドケチぶりはいつまで続くのか!?』


<感想>
・仁兵衛の守銭奴ぶりがたいそう面白く(=笑えて)、大人の童話といった感じの作品。

・『東京物語』がああいう作品なのに『大阪物語』がこういう作品だというのも、さすが大阪という気がしておかしい。

・格子がうまく使われていた。(米を拾うのに仁兵衛だけ通り抜けられなかった格子、一刻も早く話し合いたいのにおなつと忠三郎を分け隔てる格子、「誰も入ってくるな!」と仁兵衛が閉めた格子)

・『依田義賢シナリオ集』(映人社)によれば、原作は井原西鶴の「日本永大蔵」。これをもとにして依田義賢と溝口健二が脚本化していた。が、その頃には溝口の病気(血液のガン)が進行しており、彼は十分には参加できなかった。溝口の死後、吉村公三郎監督で映画化されることになったが、追悼する意味をこめて原作を溝口健二とした、ということらしい。
ちなみに、映画は叫ぶ仁兵衛で終わるが、シナリオでは、家を出たあとのおなつや吉太郎のことまで描かれている。なぜカットされたのかは不明。

・「近江屋の朝のお誓い」が面白かったのでここに採録しておきます。

「お箒さま、お団扇さま、どうぞ、今日も結構に儲けさしていただきますように、よろしゅうおたの申します。 (パンパンと拍手を打つ) 掃きよせぇーよ、かきよせぇーよ (一同唱和)、 福あらば災いのはじめと思い (一同唱和)、 つつしみて拾うべし (一同唱和)、 身によき着物を着ると思うな (一同唱和)、 口にうまさを好むまじ (一同唱和)」
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by beertoma | 2005-12-18 06:31 | 映画

「恋の骨折り損」

恋の骨折り損
/ PI,ASM
ISBN : B00005QYN8

恋の骨折り損 (1999)
LOVE'S LABOUR'S LOST
監督・脚色:ケネス・ブラナー
原作:ウィリアム・シェイクスピア
撮影:アレックス・トムソン
音楽:パトリック・ドイル
出演:ケネス・ブラナー、アレッサンドロ・ニヴォラ、ナターシャ・マケルホーン、アリシア・シルヴァーストーン、マシュー・リラード、エイドリアン・レスター

<ストーリー紹介>
allcinema ONLINE 映画データベース 内の 映画 「 恋の骨折り損 」の詳細情報 より

 ナヴァールの若き国王と彼の学友3人は3年間の学業専念の間、3つの公約を宣言。理想に燃える国王が公約したその誓いとは“週に1度断食をすること”、“1晩に3時間しか眠らないこと”そして“女性と会わないこと”というものだった。そんな折、フランスの王女が3人のお付きの美女を伴い国王の代理でナヴァール国王の許へ! 男性陣4人は誓いを守るべく無駄な抵抗をするのだが……。

<感想>
シェークスピアの喜劇をベースにガーシュインやコール・ポーターのナンバーを散りばめて作った、オーソドックスなミュージカル。

短いシーンですが、大量の美女がプールで泳ぎ踊るという、バズビー・バークレー風の演出(と妖しげなコーラス)もあり、ニヤリとさせられました。

ストーリーが平凡なので( ← みんながよってたかってシェイクの真似をしたから)、「感情移入してやろう、のめり込んでやろう」などと考えなければ、大いに楽しめる作品だと思います。
先に戯曲を読んで、話の内容を知ってから見るほうがいいのかもしれません。(オペラのように)
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by beertoma | 2005-11-26 06:10 | 映画

「フレンチ・コネクション」

フレンチ・コネクション
/ 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
ISBN : B000B84N5E

フレンチ・コネクション (1971)
THE FRENCH CONNECTION
監督:ウィリアム・フリードキン
原作:ロビン・ムーア
脚本:アーネスト・タイディマン
出演:ジーン・ハックマン、ロイ・シャイダー、フェルナンド・レイ、トニー・ロー・ビアンコ、マルセル・ボズフィ、フレデリック・ド・パスカル

<ストーリー紹介>
ジーンハックマン扮するポパイ刑事が、麻薬組織に真っ向勝負をいどむ物語。

逃走する犯人の乗った電車(高架を走っている)を、車でしぶとく追いかけるシーンが有名。

<感想>
「ブリット」が現在のアクション映画と同じ見方をすればいろいろと不満な点が出てくるのに対し、こちらの方は、そういった甘ったれた見方をしても、それなりに楽しめる作り方をしてあった。
現場の空気をうまく取り込んでいるというか、監督がすべてをコントロールしたがっていないというか。


始まって十数分したところで、ポパイ刑事がキャバレーにいくシーンがある。
ステージ上では3人組の黒人女性が歌を披露していた。彼女たちのクローズアップが何カットもあり、曲も歌声もソウルフルで魅力的、これは只者ではないと調べてみたら、なんと、スリーディグリーズだった。
(「キル・ビル Vol.2」で "When will I see you again?" という曲名がセリフとして引用されていた The Three Degrees です)

ファンを自認していたというのに。不覚。 (ベスト盤しか持っていませんが)
ちなみにここで歌っていたのは "everybody's going to the moon" という曲。私の所有しているベスト盤には入ってませんでした。
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by beertoma | 2005-11-20 05:16 | 映画

「ブリット」

ブリット スペシャル・エディション
/ ワーナー・ホーム・ビデオ
ISBN : B0009G3EUS

ブリット (1968)
BULLITT
監督:ピーター・イエーツ
原作:ロバート・L・パイク
脚本:アラン・R・トラストマン、ハリー・クライナー
音楽:ラロ・シフリン
出演:スティーヴ・マックィーン、ジャクリーン・ビセット、ロバート・ヴォーン、ロバート・デュヴァル、ドン・ゴードン

<ストーリー紹介>
ブリットはサンフランシスコ市警の刑事。ある日のこと、上司から証人の護衛を命令された。マフィアの一人が司法取引に応じて証言台に立つというのだ。
彼は仲間の刑事と共にホテルの一室で護衛するのだが・・・。

というお話。


<感想>
タイトルバックがとても洒落ていて、大いに期待を抱かせたが、やや羊頭狗肉。

カラー作品だとついつい現在のアクション映画と同じように見てしまう。
例えば、ブリットの人間性を描くためにストーリがしばしば停滞していた(ように見えた)。昨今の映画なら、動きの中で描くはず。
例えば、殺し屋にはトドメを刺す時間的余裕がたっぷりとあったはずなのに、中途半端な仕事で逃走してしまう。昨今の映画なら、この寸止めに意味があるはず。

私の甘やかされた舌には渋すぎる作品でした。

カーチェイスでサンフランシスコの坂を下るシーンは、創意工夫があったので楽しめた。
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by beertoma | 2005-11-18 06:06 | 映画

「彦馬がゆく」

彦馬が行く HIKOMA, THE HERO.
パルコ・プロデュース公演

[作・演出] 三谷幸喜
[キャスト]
神田彦馬(写真師) / 小日向文世
  菊(彦馬の妻) / 松金よね子
  陽一郎(彦馬の長男) / 伊原剛志
  小豆(彦馬の長女) / 酒井美紀
  金之助(彦馬の次男) / 筒井道隆
しのさん(陽一郎の恋人) / 瀬戸カトリーヌ
坂本竜馬 / 松重 豊
近藤 勇 / 阿南健治
桂小五郎 / 梶原 善
西郷吉之助 / 温水洋一
高杉晋作 / 本間憲一
伊藤俊介 / 大倉孝二
村田蔵六(大村益次郎) / 三谷幸喜(この日だけの特別出演)


2002年3月27日(水) ル テアトル銀座(19:00開演)での公演をWOWOWが生中継したもの


<ストーリー紹介>

幕末の江戸で写真屋を開業していた神田彦馬とその家族の物語。
坂本竜馬、近藤勇、高杉晋作、西郷吉之助(西郷隆盛)、桂小五郎(木戸孝允)、伊藤俊介(伊藤博文)といった大物たちも、写真を撮ってもらおうと彼の家を訪れるのだが・・・。

東京サンシャインボーイズ時代の作品。キャストをほぼ一新して再演。(阿南健治と梶原善のみ同じ)

<感想>

演劇のビデオを見たのは数年ぶり。
三谷作品の面白さは重々承知していたので(「巌流島」~「オケピ!(初演)」までの7作品は劇場で見ました)、放映時にはしっかりと録画。
当時は、自分の中での三谷ブームが沈静化していたため、どうしても見る気になれずにそのままお蔵入りにしていた。(中途半端な気持ちで見ると中途半端な楽しみしか得られない。機が熟すのを待とうホトトギス、という発想。)
日本シリーズでの衝撃が、どういうわけか、私をして三谷作品に向かわしめたので、ビデオを探し出して拝見。

演劇の見方を忘れていたので、途中までは集中できずに苦労したが、梶原善の面白さで感覚を取り戻すことができた。彼が登場してからは、夢中になって見ていた。


・知名度のある俳優に置き換えたため、全体としてゆったりとした感じに仕上がっている( ← サンシャインボーイズ時代の「彦馬」を見ていないので推測)。
・近藤勇のムーンウォークをあのタイミングであの演出で入れるなんて、やっぱり三谷氏はスゴイ。
・相島一之(陽一郎)、近藤芳正(西郷吉之助)、野仲功 (高杉晋作)のバージョンも見てみたい。再々々演のときはぜひ彼らを。
・善さん、やっぱりあんた最高だぜ!


<笑ったセリフ>

高杉晋作「こいつらはお前の家族だろ! どうしてこんなにボロクソに言われるんだ!」

桂小五郎「俺は今、何を促されてるの?」

桂小五郎「おまえ、村田のオデコ見たことあんのかよ!」
西郷吉之助「ありもはん!」

陽一郎「(竜馬を殺したのは)新撰組ですか?」
桂小五郎「わからないんだよ、それが。・・・。あんたらじゃないの?」
陽一郎「やめてくださいよ」

陽一郎「こうなったら隊の名がつくものには全部入ろうと思ってる!」
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by beertoma | 2005-11-03 05:21 | 映画

「サリヴァンの旅」

サリヴァンの旅
/ ビデオメーカー
ISBN : B000AAJRZ4

サリヴァンの旅 (1941)
SULLIVAN'S TRAVELS
監督・脚本:プレストン・スタージェス
撮影:ジョン・サイツ
出演:ジョエル・マクリー、ヴェロニカ・レイク、ロバート・ワーウィック、ウィリアム・デマレスト、エリック・ブロア

<ストーリー紹介>

猛スピードで走る貨物列車。その車両の上でいま、二人の男が戦っている。上になり下になり、殴り殴られ、いい勝負である。
一人の男が銃を取り出した。 BANG! BANG!
撃たれた男は血を流しながらも相手につかみかかる。両手で抱きつくと、そのまま車両の端へとジャンプした。列車はちょうど鉄橋にさしかかったところ。二人は河へと真っ逆さまに落ちていった。
そこにオーバーラップする "The End" の文字。

場内が明るくなった。ここは映画会社の試写室。三人の男がいた。一人はこの映画を監督したジョン・サリヴァン、あとの二人は映画会社の重役である。
サリヴァンが誇らしげに言う。「あのラストは、資本家と労働者の共倒れの象徴なんです。社会的教訓ですよ」
重役たちは渋い顔である。サリヴァンは「馬小屋でヘイヘイ!」「工場の蟻」といった、笑いと音楽にあふれる青春映画を得意とする監督であった。
ところが、この不況で街に失業者があふれている時代に、おちゃらけのお笑い映画は作りたくないとゴネていた。

「失業と貧困の時代。僕はそれを描きたいんです」
重役たちは何とか喜劇を撮らせようと説得を試みる。
「君に貧困の何がわかるというのだ」
「何がって、わかりますよそんなもの」
「君のようなお坊ちゃん育ちに、貧困はわからんよ。食うものにも困る生活をしたことがあるのか? 私はあるぞ」
「・・・・・」
「学費だって親に出してもらったんだろ? 自分で稼いだ者の苦労がわかるというのか?」
「・・・・・」

サリヴァンは黙り込んでしまった。説得は成功したかに思われた。

「わかりました。失業者たちの暮らしを体験してきます」
「ぬわに?」
「これから衣装部いってボロ着を借ります。それから旅に出ます」
「ちみ、何をいってるんだ」
「何ヶ月かしたら戻ってきますのでよろしく」
「そういうことじゃないだろ。おい!待ちたまえ」

サリヴァンは旅に出る。その途中で女優志望の女の子に出会って・・・。


<感想>

冒頭に以下のような献辞(?)が登場する。
------------------------------------------
To the memory of those who made
us laugh: the motley mountebanks,
the clowns, the buffoons, in all times
and in all nations, whose efforts have
lightened our burden a little, this
picture is affetionately dedicated.

笑いを運んでくれた懐かしい人々へ
あらゆる国 時代の
芸人 道化師 おどけ者達へ
苦しみを少し和らげてくれた彼らに
この映画を捧げる
------------------------------------------


三谷幸喜が「笑の大学」で訴えたことのプレストン・スタージェス版といった感じ。(もちろん、作られたのはこちらの方が思いっくそ古いのですが)
ネタバレになるかもしれませんが、それは何かというと、「人生には笑いが必要だ。だから私は喜劇を書く」という喜劇作家宣言とでもいうべきもの。


ストーリーの続きを書いてしまうと、
サリヴァンの旅でトラブルが発生します。最初は「貧困のお試し」だけですませるつもりだったはずが、なんじゃかんじゃ・あれやこれやあって、マジ貧困に落ちこんでしまうのです。
そしてある日、彼は喜劇映画を観る機会に恵まれます。辛く苦しい状況で笑ってる場合ではないはずなのに、気がつくとマジ爆笑しています。周りを見渡せば誰もが笑い転げています。そこで彼は悟ります。そうか、やっぱり喜劇なんや、と。


「レディ・イヴ」や「パームビーチ・ストーリー」のようなスクリューボール・コメディではなく、喜劇的なところもあるドラマ。
ジョエル・マクリーとヴェロニカ・レイクのやりとりなど、会話に笑える箇所があるようにも思えますが、字幕からだけでは伝わってきませんでした。



<どなたかご存知ではないでしょうか>
作品名が思い出せなくて悩んでいるのですが、どなたかご存知ではないでしょうか。ヴェロニカ・レイクに関するシーンです。

といっても、彼女本人が出ているのではなく、オーディションの募集をしたら、ヴェロニカ・レイクの格好をした女の子ばかりが集まってきて、部屋の中が数十人のヴェロニカ・レイク(のそっくりさん)で埋まっている、という場面なんですが。

何かの白黒映画で見たような記憶があります。思い出せなくてイライラしています。
ご存知の方は教えてください。
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by beertoma | 2005-10-28 06:39 | 映画

「恐怖の岬」

恐怖の岬
/ ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
ISBN : B00006JOJX

恐怖の岬 (1962)
CAPE FEAR
監督:J・リー・トンプソン
原作:ジョン・D・マクドナルド
脚本:ジェームズ・R・ウェッブ
撮影:サミュエル・リーヴィット
音楽:バーナード・ハーマン
出演:グレゴリー・ペック、ロバート・ミッチャム、テリー・サヴァラス、マーティン・バルサム、ロリ・マーティン

<ストーリー紹介>
刑務所を出てきたばかりの男が、自分に不利な証言をした弁護士とその家族を付け狙う。弁護士は、刑事や私立探偵と協力し、何とか男に復讐を諦めさせようとするのだが・・・。

<感想>
マーティン・スコセッシが「ケープ・フィアー」としてリメイクした映画のオリジナル。

のっけからバーナード・ハーマンの音楽が奏でられ、不安感があおられるのが気持ちいい。サスペンス映画はこうでなくっちゃ。
ただ、サスペンスの盛り上げ方もうまく、いい作品なんだけれど、私はグレゴリー・ペックが苦手なので、奥歯に物の挟まったような楽しみ方しかできなかった。

悪役のロバート・ミッチャム、私立探偵のテリー・サヴァラス、刑事のマーティン・バルサム、という配役が素晴らしかっただけに、肝心の弁護士夫妻の弱さが目立った。
これなら、復讐を遂げさせてあげてほしかった。
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by beertoma | 2005-10-28 06:38 | 映画

「いぬ」

いぬ
/ アイ・ヴィー・シー
ISBN : B00008CHD5

いぬ (1963)
LE DOULOS
監督・脚本:ジャン=ピエール・メルヴィル
原作:ピエール・ルズー
撮影:ニコラ・エイエ
音楽:ポール・ミスラキ
出演:ジャン=ポール・ベルモンド、セルジュ・レジアニ、ミシェル・ピッコリ、ジャン・デサイー

<ストーリー紹介>
モーリス(S・レジアニ)は金庫破りのプロ。刑務所を出所してからは大人しくしていたが、そろそろ活動を再開しようと考えていた。
ターゲットとなる金庫の下調べが終わり、知人のシリアン(J・P・ベルモンド)から工具も借りた。準備は万端である。
そしてある夜、モーリスは仲間のレミーと金持ちの屋敷に押し入った。下調べしたとおり、留守番の老人が一人いるだけである。爺さんを縛り上げ、早速仕事に取りかかる。ところがちょうどその時、ありえないタイミングで警察が駆けつける。
うっそぉーん!
二人は一目散で逃走した。警察が追ってくる。懸命に逃げる。
しかし追いつかれてしまい、レミーは射殺、モーリスも重傷を負う。

何故あんなに早く警察が駆けつけたのか。それは誰かがチクったからだ。裏切り者は誰だ。警察の「いぬ」は誰だ。


<感想>
フランス版フィルムノワール。脚本がよくできていて素直に楽しめた。
途中で主人公が変わったような気がして、これだからフランス映画はわけがわからんと愚痴をこぼしていたら、最後にスッキリ話が通って気持ちがいい。

ジャン=ピエール・メルヴィルの映画は「サムライ」を観たのみであるが、やっぱりこういう終わり方でないと満足できない人なのか。勧善懲悪でなくってもいいじゃないか。

映像的には、描写にクドさを感じるところがいくつかあった。(微妙に長すぎるというか、一言余計というか) 登場人物たちの動きはキビキビしているのに比べて、カットが長すぎるのではないか。
たとえば、モーリスとジルベールの会話のシーンだとか、穴を掘って宝石を埋めるシーンだとか。
モーリスが車を飛ばしてシリアンを追いかけるシーンも、モーリスの表情を正面から、右から、左からと見せるので、それならいっそのことモーリスの後頭部も見せてくれ、といいたくなった。

ストーリーに一部わかりづらいところがあった。脚本が悪いのか、字幕が悪いのか、私の頭が悪いのか、は不明。
ラスト近くのシーンでは、誰が何のためにシリアンの家にいるのかが、全くわからなかった。
もっと親切な字幕にしても良かったのでは。

どうでもいいことであるが、この映画のセルジュ・レジアニはミスター・ビーンによく似ている。
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by beertoma | 2005-10-13 06:22 | 映画

「インファナル・アフェア II  無間序曲」

インファナル・アフェア II 無間序曲
/ ポニーキャニオン
ISBN : B0000YTR82

インファナル・アフェア II  無間序曲 (2003)
INFERNAL AFFAIRS II
監督:アンドリュー・ラウ、アラン・マック
脚本:アラン・マック、フェリックス・チョン
出演:エディソン・チャン、ショーン・ユー、アンソニー・ウォン、エリック・ツァン、ロイ・チョン、フランシス・ン、カリーナ・ラウ、チャップマン・トウ

<ストーリー紹介>
一作目の前日談。

<感想>
前作では、警察とマフィアがそれぞれ相手方に送り込んだスパイの活躍が描かれていて、「いつ正体がバレるか」というところにサスペンスがあったが、今作では、マフィアの跡目争いの話を中心に、若き日の二人がどうやって相手の組織に入り込んでいったかが描かれている。

今回もまた思い入れたっぷりの音楽と過剰な演出に悩まされたが、基本的に、マフィアの抗争は(題材として)面白いので、最後まで一気に見てしまった。やはり脚本がよく出来ている。


香港映画を見るのはこれで3作目だが( 「ザ・ミッション 非情の掟」「インファナル・アフェア」 )、ようやく俳優の顔が覚えられるようになってきた。

以下の人たち(左)は、それぞれ以下の人たち(右)に似ていると思った。

エディソン・チャン   石井竜也(カールスモーキー石井、ドナルド平原)、小金沢昇司
ショーン・ユー     (体操選手にこういう人いたような。でも思い出せない)
アンソニー・ウォン  片岡千恵蔵
エリック・ツァン    谷啓
カリーナ・ラウ     アウン・サン・スー・チー(Daw Aung San Suu Kyi)
フランシス・ン     萩原流行
チャップマン・トウ   梶原善
フー・ジュン      小木茂光
ロイ・チョン       武蔵(K-1) 高木琢也(元サンフレッチェ広島、アジアの大砲)
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by beertoma | 2005-09-23 04:53 | 映画