カテゴリ:映画( 198 )

「ザ・ミッション 非情の掟」

ザ・ミッション 非情の掟
/ ビデオメーカー
ISBN : B00005USOM

ザ・ミッション 非情の掟 (2000)
THE MISSION
鎗火
監督:ジョニー・トゥ
脚本:ヤウ・ナイホイ、ミルキーウェイ・クリエイティブチーム
撮影:チェン・チュウキョン
出演:アンソニー・ウォン、フランシス・ン、コウ・ホン、ラム・シュー、ロイ・チョン、ジャッキー・ロイ


<ストーリー紹介>
暗黒街のボスのボディガードとして集められた、5人の男たちの物語。

<感想>
香港映画。NHKのホームページに「2000年の香港の映画賞を総ナメにした香港ノワールの傑作」と紹介されていた。「香港の映画賞を総ナメ」って言われても、香港の映画賞をよく知らないので、どれくらいスゴイことなのかまったくわからない。最後の部分の「ノワールの傑作」だけを信じての鑑賞。
傑作とまではいかないにしても、フィルム・ノワールが好きな人にとっては楽しめる佳作。


(カンフー的、非カンフー的を問わず)肉弾戦がなく、争いごとはすべて銃で解決しようとしていた点がよかった。

安物のシンセサイザーで作ったような音楽に物足りなさを感じた。あれでは、デメリットの方が大きいのでは。
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by beertoma | 2005-07-18 05:52 | 映画

「私は死にたくない」

私は死にたくない (1958)
I Want to Live!
監督:ロバート・ワイズ
製作:ウォルター・ウェンジャー
原作:バーバラ・グレアム、エドワード・モンゴメリー
脚本:ネルソン・ギディング、ドン・マンキウィッツ
撮影:ライオネル・リンドン
音楽:ジョニー・マンデル
出演:スーザン・ヘイワード、サイモン・オークランド、ヴァージニア・ヴィンセント、セオドア・バイケル


<ストーリー紹介>
allcinema ONLINE 映画データベース 内の 映画 「 私は死にたくない 」の詳細情報 より引用

 前科があったために殺人事件の犯人と決めつけられ、無実を叫びながらガス室送りとなった実在の女性死刑囚バーバラ・グレアムの手記をネルソン・ギディングとドン・マンキウィッツが脚色、R・ワイズが演出した社会派ドラマ。


<感想>
死刑の恐ろしさを描いた作品。同じような趣旨の「死刑台のメロディ」が、作り手の思い入れたっぷりの、主張の激しい作品だったのに比べ、こちらはあくまで「映画は娯楽である」という思想に基づいて作られているように感じた。

例えば、死刑執行の手順やガスの発生するしくみを説明するためのカットがあったり、(主人公がジャズ好きだったので)映画の中で何度もジャズが流れたり、冒頭などはジェリー・マリガンの演奏シーンで始まったり、などなど。 (あと、シーンのつなぎ方にも娯楽性を感じた。)

これらのおかげで、死刑の日が迫る恐怖、刑の執行の残虐性が和らいだ(のでよかった)。


どこまで実話に基づいているのか興味があったので調べてみたら、かなり脚色してあるらしいです。
この映画では、バーバラ・グレアムが無実であったかのような描き方をしていますが、実際は賛否両論で、この役を演じるために資料全てに目を通したスーザン・ヘイワードも「彼女は少なくとも犯行現場にはいたと思う」と語っていたとありました。

The TRUE Story of Barbara Graham Part IV
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by beertoma | 2005-07-16 05:57 | 映画

「ニューオーリンズ・トライアル」

ニューオーリンズ・トライアル/陪審評決
/ ジェネオン エンタテインメント
ISBN : B0002B5A7A

ニューオーリンズ・トライアル (2003)
RUNAWAY JURY
監督:ゲイリー・フレダー
原作:ジョン・グリシャム 『陪審評決』
脚本:ブライアン・コッペルマン、デヴィッド・レヴィーン、マシュー・チャップマン、リック・クリーヴランド
出演:ジョン・キューザック、ジーン・ハックマン、ダスティン・ホフマン、レイチェル・ワイズ、ブルース・マッギル、ジェニファー・ビールス、ルイス・ガスマン、セリア・ウェストン、ジョアンナ・ゴーイング


<ストーリー紹介>
証券会社をクビになった男が復讐のため職場に乗り込み銃を乱射、16人を死傷させるという痛ましい事件が起こった。この事件により夫を喪ったセレステ・ウッドは銃の製造メーカーを相手に訴訟を起こす。銃が誰にでも簡単に手に入るからこそ乱射事件が起こった、というのがその主張である。原告側の弁護士であるウェンデル・ローア(ダスティン・ホフマン)もこの裁判は必ず勝てるとふんでいた。

銃の製造メーカーにとってこの裁判は極めて重要なものであった。というのも、ここで敗れてしまうと同じような訴訟が全米で次々と起り、賠償金の支払いで会社が潰れてしまうことが目に見えているからである。被告側は陪審コンサルタントのフィッチ(ジーン・ハックマン)を雇う。フィッチは伝説の陪審コンサルタントで、これまで手がけた裁判でことごとく勝ってきた。彼の戦略はいたってシンプルなものである。陪審員の選択さえ誤らなければ、判決はコントロールできる。原告に過度に同情的でなく、かつ、銃にアレルギーのない人物を陪審員に選ぶ。もし言いなりにならないのであれば、プライベートでの秘密を探り出し恐喝すればよい。

ところが、ちょっとしたハプニングから、素性のよくわからないニコラス・イースター(ジョン・キューザック)という男を陪審員に選んでしまう。
そこからフィッチの計算が狂いはじめた。


<感想>
脚本家のクレジットが多いので、船頭多くして船山に登るたぐいの映画かと思ったら、あにはからんやとても面白い作品であった。”陪審員もの”もあらかたパターンが出尽くして、これは以上発展しないかと思っていたら、陪審コンサルタントという変化球のおかげで最後までオチが読めなかった。

ジョン・グリシャムの小説を映画化した作品のうちで、一、二を争う出来ではないだろうか。

レイチェル・ワイズの存在がいい箸休めになっている。こういう”ちょっとしたヒロイン”をやらせたら力を発揮する女優。


ジョン・キューザックがモーテルに泊まるシーン。彼が部屋の鍵を手にする。よく見ると「アイデンティティ」に出てきた鍵とそっくり! これから宿泊客が次々と殺されたらどうしよう、と不安になった。
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by beertoma | 2005-07-14 05:27 | 映画

「デスペラード」

デスペラード
/ ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
ISBN : B0009J8EFU

デスペラード (1995)
DESPERADO
監督・脚本:ロバート・ロドリゲス
音楽:ロス・ロボス
出演:アントニオ・バンデラス、サルマ・ハエック、スティーヴ・ブシェミ、ヨアキム・デ・アルメイダ、クエンティン・タランティーノ、カルロス・ガラルドー


<ストーリー紹介>
恋人を殺された男が復讐する物語。

<感想>
復讐の物語といっても、例えば「グラディエーター」のような、観客の復讐心を煽るものではない。過去のエピソードは「この人はこういう理由で敵を追いかけています」という説明にすぎないので、余計なエネルギーは使わずに(=主人公に深く感情移入をしないで)気楽に復讐を楽しむことができる。

銃撃のシーンも、荒唐無稽な、生々しくない描写であるので、見やすい。

サルマ・ハエックの美しさもこの映画の見どころ。
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by beertoma | 2005-07-12 04:49 | 映画

「みなさん、さようなら」

a0034898_5291042.jpgみなさん、さようなら
/ アミューズソフトエンタテインメント
ISBN : B0001X9D4A

みなさん、さようなら (2003)
LES INVASIONS BARBARES
監督・脚本:ドゥニ・アルカン
出演:レミー・ジラール、ステファン・ルソー、マリ=ジョゼ・クローズ、マリナ・ハンズ、ドロテ・ベリマン、ルイーズ・ポルタル

<ストーリー紹介>
死期のせまった父親のもとヘ仲違いしていた息子が帰ってきて、最期の時を一緒に楽しく過ごそうと努力する話。

<感想>
アカデミー賞外国語映画賞受賞作品。
ということで期待するも、イマイチであった。

息子は、証券ディーラーだかネーハイシーザーだか知らないが、給料のいい仕事をやっているため、金をたんまり持っている。彼は金の力をフルに活用する。例えば、それまでの6人部屋から個室に移るために賄賂を渡したり、父親の痛みを和らげるためジャンキーの少女にヘロインを注射させたり。こういった、何でもかんでもコントロールしてやろうという態度に納得いかないものを感じていたところ、父親も自分の死をコントロールしようとしたので、冷めてしまった。

もっと笑い飛ばすか、もっとシリアスに描くかして欲しかった。中途半端であったような気がしなくもない。
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by beertoma | 2005-07-10 05:31 | 映画

「白いカラス」

白いカラス
/ ハピネット・ピクチャーズ
ISBN : B0001X9D54

白いカラス (2003)
The Human Stain
監督:ロバート・ベントン
原作:フィリップ・ロス
脚本:ニコラス・メイヤー
出演:アンソニー・ホプキンス、ニコール・キッドマン、エド・ハリス、ゲイリー・シニーズ、ウェントワース・ミラー、ジャシンダ・バレット

<ストーリー紹介>
コールマン・シルク(アンソニー・ホプキンス): 大学教授。であったが、授業中にふと漏らした一言が人種差別発言だと誤解され、辞職に追い込まれる。そのうえ、自宅で怒り狂っているときに妻が心臓発作を起こして死亡。踏んだり蹴ったり。
ちなみに、人肉を食べる趣味はない。
フォーニア・ファーレイ(ニコール・キッドマン): 彼女も踏んだり蹴ったりの人生。
レスター・ファーレイ(エド・ハリス): フォーニアの夫。元軍人。
ネイサン・ザッカーマン(ゲイリー・シニーズ): 作家。コールマンと友人になる。この作品の狂言回し。

心に大きな傷を負った男女の恋の物語


<感想>
面白くなくはないが、原作のいいところを全て取り込もうとして、焦点がぼやけてしまったような印象。

アンソニー・ホプキンスにしろニコール・キッドマンにしろ、送られてきた脚本を読んで出演するかどうかを決めているはずなのだが、この作品の出演の経緯も同じだったのだろうか。
そう邪推したくなるほど脚本にまとまりがなかったように思う。ひょっとして、原作が素晴らしいので脚本を読む前に出演を決めたのではないか。


最大の見どころは、アンソニー・ホプキンスとゲイリー・シニーズのダンス・シーン。
コールマン(A・ホプキンス)の自宅で2人で話をしていたときに、話の勢いでネイサン(G・シニーズ)にダンスを教えることになる。嫌がるネイサンを無理矢理立たせて2人がぎこちなく踊る。
何ともいえず心温まるシーンだった。
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by beertoma | 2005-07-08 05:02 | 映画

「ブルース・オールマイティ」

ブルース・オールマイティ
/ ポニーキャニオン
ISBN : B0009H9ZU0

ブルース・オールマイティ (2003)
BRUCE ALMIGHTY
監督:トム・シャドヤック
原案:スティーヴ・コーレン、マーク・オキーフ
脚本:スティーヴ・コーレン、マーク・オキーフ、スティーヴ・オーデカーク
出演:ジム・キャリー、モーガン・フリーマン、ジェニファー・アニストン、フィリップ・ベイカー・ホール、キャサリン・ベル、スティーヴン・カレル、リサ・アン・ウォルター

<ストーリー紹介>
ブルースは地元テレビ局のさえないレポーター。アンカーマンの座を狙っているのだが、上司には実力を認めてもらえず出世できないでいる。
ブルースは天にむかって不満をぶちまけた。すると神が現われて・・・。

<感想>
アメリカのベタなコメディ。ストーリーも「まあこんなもんか」という感じ。

神を演じるモーガン・フリーマンを見ることができるのは嬉しい。最も神にふさわしい俳優であろうから。
ただ、映画の出来がそれなりのものだったので、わざわざモーガンを起用した甲斐がないようにも思えた。

ジム・キャリーらしさもあまりなかった。
(ジム・キャリーらしさとは、例えば、腹が立ったり傷ついたりしているのに、それを隠そうとして過剰な笑顔を振りまく演技のこと。可笑しさと悲しさがよく伝わってくるので、オモロ悲しい気分になる。)
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by beertoma | 2005-07-08 04:58 | 映画

「グリフターズ/詐欺師たち」

グリフターズ
/ ジェネオン エンタテインメント
ISBN : B00005FXJA

グリフターズ/詐欺師たち (1990)
THE GRIFTERS
監督:スティーヴン・フリアーズ
原作:ジム・トンプソン
脚本:ドナルド・E・ウェストレイク
撮影:オリヴァー・ステイプルトン
音楽:エルマー・バーンスタイン
出演:アンジェリカ・ヒューストン、ジョン・キューザック、アネット・ベニング、J・T・ウォルシュ、パット・ヒングル

<ストーリー紹介>
ロイ(ジョン・キューザック): ケチな詐欺師。
リリー(アンジェリカ・ヒューストン): ロイの母親。競馬のノミ屋の下働き。
マイラ(アネット・ベニング): ロイの恋人。詐欺師。

母VS息子、母VS息子の恋人。確執の物語。

<感想>
ドナルド・E・ウェストレイクの脚本でタイトルが「詐欺師たち」であるから、笑いありサスペンスありの物語だと思っていたら、笑いもサスペンスもなし、そのうえカタルシスもなしの人間ドラマであった。

私はこういう作品は好きなので、大いに楽しみました。
「当り障りのない終わり方はイヤだなー」と思いながら見ていたら、「おお、そうくるか」というエンディングで嬉しかったです。
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by beertoma | 2005-07-06 05:07 | 映画

「愛という名の疑惑」

愛という名の疑惑
/ ワーナー・ホーム・ビデオ
ISBN : B00005HKX6

愛という名の疑惑 (1992)
FINAL ANALYSIS

監督:フィル・ジョアノー
原案:ロバート・バーガー、ウェズリー・ストリック
脚本:ウェズリー・ストリック
出演:リチャード・ギア、キム・ベイシンガー、ユマ・サーマン、エリック・ロバーツ、ポール・ギルフォイル、 キース・デヴィッド

<ストーリー紹介>
アイザック(リチャード・ギア): 有能な精神科医。
ダイアナ(ユマ・サーマン): その患者。
ヘザー(キム・ベイシンガー): ダイアナの姉。アルコール厳禁の体質。少量でも口にすると前後不覚の酒乱になってしまう。暴力的な夫と別れたがっている。夫の職業は、限りなくマフィアに近い建設業。

アイザックはダイアナ経由でヘザーと知り合う。二人は恋に落ちる。
「キム・ベイシンガーって、そこまで綺麗ちゃうやんけ」という観客の声も無視して、アイザックは彼女に夢中になってしまう。
やがて、酩酊状態のヘザーが夫を殺してしまう。
「ほらな。言わんこっちゃない。今からでも遅ぉないから、手を引いたほうがええ。それに何よりやな、妹の方が綺麗やんけ」という観客の声は無視。
アイザックは彼女の無実を証明すべく行動を開始する。


<感想>
よくできた脚本。ただ、キャスティングを含め、映像化の段階でかなりの失敗をしているように思える。

ヒッチコック作品を引用したと思われる箇所が多数。引用というよりも、果てしなくパロディに近いオマージュといったほうが適切か。(見ていて不快にはなりませんでしたが)
音楽の使い方もまんまヒッチコック。

ヒッチコック作品との決定的な違いは俳優の存在感。ケイリー・グラントやグレイス・ケリーの頃とは、スターの存在感が違ってきているとはいえ、よりによってベイシンガーをヒロインにすることはないだろうと思った。
(リチャード・ギアはOK)
まあ、結局のところ、私がベイシンガー女史を好きでないというだけのことなんですが。(そういえば、「L.A.コンフィデンシャル」でヴェロニカ・レイクに似た女性という設定で出てきたのにも度肝を抜かれました)


ちなみに、公開時のコピーは「愛を信じて抱かれていますか。」というものであったらしい。
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by beertoma | 2005-07-05 05:56 | 映画

「マスター・アンド・コマンダー」

マスター・アンド・コマンダー
/ ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
ISBN : B0000YTR8C

マスター・アンド・コマンダー (2003)
Master and Commander: The Far Side of the World
監督:ピーター・ウィアー
原作:パトリック・オブライアン
脚本:ピーター・ウィアー、ジョン・コリー
出演:ラッセル・クロウ、ポール・ベタニー、ビリー・ボイド、ジェームズ・ダーシー、マックス・パーキス

<ストーリー紹介>
(公開時のコピーをもって代用)

1805年――ヨーロッパ征服を狙うナポレオンの前に
多くの兵士の命が犠牲となった。
窮地に立つ英国軍が、一人の艦長のもとへ送り込んだのは
まだ幼い少年たちであった…。

<感想>
ピーター・ウィアー監督作品、ラッセル・クロウ主演作品ということで、大いに期待するも残念な結果に終わってしまった。

140分は長すぎると思う。
海洋冒険ものが好きな人なら船が”どんぶらこどんぶらこ”してくれるだけで楽しめるのかもしれないが、こういう世界にあまり魅力を感じていない私にとっては、細かいエピソードが多すぎるように思えた。
もっと切り詰めて、冒険大活劇に重きをおいてほしかった。


多くのアメリカ人にとってはご先祖様の話だし、これくらいでいいのかもしれませんが。
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by beertoma | 2005-07-04 05:05 | 映画