<   2004年 08月 ( 28 )   > この月の画像一覧

アテネ五輪・男子マラソン

某月某日

男子マラソンを見る。

日本人選手がメダル圏内から去ろうとしていた。しだいに競技から興味が失せてくるのがわかる。オリンピックのマラソンに出場しているだけでも素晴らしいことは承知しているのだが、マスコミに洗脳されてしまっているためメダルが取れないとわかると集中できなくなる。女子マラソンのことを思い出す。「ああ、もう一度見たいなあ。みずきちゃーん、もう一回走ってよー」と心の中でお願いしていたその時である。先頭のランナーに人影が走り寄るのが見えた。みずきちゃん?来てくれたんだね。あれ、みずきちゃんじゃない。男だ。スカートだけど男だ。サインが欲しいのかな?それとも記念撮影?などと思う間もなく、男はランナーを沿道の観衆の中へ押し倒した。

なんたるちあ。
高校時代、数学の教師が「なんたるちあ」という言葉を連発、彼のことが好きでなかったおかげで、この言葉にも反感を覚えこれまで封印してきたが、堪忍袋の尾が切れた。頭の中で嫌な思い出が流れ出すのもかまわず叫んでしまった。なんたるちあ。

後味が悪い。リアルタイムで見るんじゃなかった。自分に危害を加えられたような衝撃と不快さを感じた。

私は最初、乱入したのはアヌシュ選手だとばかり思っていた。ドーピングを誤魔化す解毒剤の飲みすぎでちょっぴり錯乱、先頭を走るのは室伏選手だと勘違いして「ムロフーシュ!よくも俺様をハメやがったな」とタックル、「イチバーン!」と雄叫びを上げにきたのだと思っていた。
だが、聞くところによれば、こういうことばっかり専門にやってる人だというではないか。世界にはまだまだいろんな人がいらっしゃるんだなあと実感させられた。

頭がヘンになって銃を乱射するよりはマシなのかもしれない。こんな比較にはあまり意味がないような気もするが、そうでも思わないと夜が長くなってしまう。
[PR]
by beertoma | 2004-08-31 02:17 | その他スポーツ

アテネ五輪・男子リレー決勝を2つ

男子4×100mリレー決勝、男子4×400mリレー決勝を見る。

いずれのレースも記憶に残る名レースであった。
映画や小説だと、これくらいの余韻で終わればちょうどいいのだろうが、オリンピックとなると、やはり悔しさの方が大きい。

特に4×400mの最後の直線走路は見応えがあった。「差せー!差してくれー!」と叫んだ人も多かったのではないだろうか。冷静な解説者もさすがに我慢できなかったらしく、ゴール直前に「いけぇー!」という叫び声が聞こえた。
私もかなり夢中になっていた。「くそぉー、4着か」と馬券を破り捨てようとしたときに、「あ、競馬ではないんだ」と気づいたくらいである。

中継がNHKだったというのも大きい。スタジオからこの結果をジャッジするコメントがなかったので、余韻を味わうことができた。民放各社のアテネ特設スタジオからの解説は、視聴者にとって不具合のほうが多いような気がする。
[PR]
by beertoma | 2004-08-30 00:14 | その他スポーツ

あたしの感動、アテネ五輪!

あなたの感動、アテネ五輪!

やはり体操男子団体の金メダルではないでしょうか。モントリオール大会をテレビで見ていましたので、あのときのような逆転劇には心動かされました。
オリンピックでの日本の体操がここ最近ずっと不振だったので、今回もまたそんなもんだろうと諦めていただけにビックリです。解説者が「日本選手のレベルは一枚上です。逆転します」と言ってましたが、どうせ戯言だろうと相手にしていませんでした。新聞広告の「半信半疑でこの講座を始めてみましたが、わずか3ヶ月で英語が聞き取れるようになりました」のたぐいだろうと。
それだけに・・・。

オグリキャップやトウカイテイオーの有馬記念でも痛感いたしましたが、

君臨 → 陥落 → 復活

というソナタ形式に勝る感動はないということを改めて思い知らされました。
[PR]
by beertoma | 2004-08-28 23:22 | その他スポーツ

襲名披露

長嶋監督「ご苦労さん」 野球代表帰国=差替 | Excite エキサイト : ニュース

某月某日

野球の日本代表チームが帰国。空港での記者会見の模様をスポーツニュースで見る。

中畑清ヘッドコーチをはじめ壇上に並んだ選手たちの、あまりの悲壮感ただよう表情に、誠に失礼ながらも、笑ってしまった。
笑顔を浮かべられるような心境でないのはわかる。誰もが金メダルを獲得すると思っていたのだから。でも、生きて虜囚の辱めを受けてしまったような表情はやり過ぎではないのだろうか。24人のシンクロナイズド悲壮は壮観ですらあったけど。

全員が丁髷(ちょんまげ)を結い、裃(かみしも)を着たところを想像してみる。
脱藩。お家断絶。討ち入り。萬屋錦之介。そういった言葉が次々と思い浮かんだ。

あるいは、襲名披露。
中畑清氏が二代目・長島茂雄を襲名する。
いや、いっそのこと、これからの日本代表は、監督になった人が長島茂雄を襲名するというのはどうだろう。野球もほとんど国技の域に達している。襲名しなけりゃ国技じゃない。

日本代表の強化策として、型を重んじる襲名披露大作戦を提案しようと思いついた。
[PR]
by beertoma | 2004-08-28 17:03 | その他スポーツ

五輪野球・三位決定戦 カナダ戦

某月某日

アテネ五輪・野球の三位決定戦を見る。
オーストラリア戦が二度ともオーストラリア戦だったように、カナダ戦も二度ともカナダ戦だった。
やればできる子たちであることを証明してくれてよかった。

今回、金メダルを取れなかった原因の一つに、「ヘンにナーバスだった」ということがいえるのではないだろうか。
どんな風にヘンなのかといえば、例えば、初めての海外旅行のそれである。ガイドブックにはスリに気をつけなさいと書いてある。日本人は平和ボケしすぎているんです、と。だもんで、すれ違う人がみなスリに見える。「負けてたまるか」と睨みかえす。必死で財布を確認しながら歩く。こういった、やや被害妄想チックなナーバスさが、特に首脳陣に、あったのではないだろうか。

それを感じたのは、オランダ戦での猛抗議である。オランダ側がオーダー表に先発メンバーしか記入していなかったので、中畑ヘッド兼打撃コーチが「選手交代は認められない」と主張、試合が20分間以上中断した。解説者もこの抗議は当然であるというようなことを言っていた。
「どんなミスも絶対に逃さない。ルールはルールだ」という考え方は、たしかに戦う姿勢としては立派なものなのかもしれない。でも、どこかクソ真面目というか、お役所仕事的というか、そういった硬直したものを感じてしまうのである。
それが準決勝では裏目に出たような気がしてならない。

国際大会に慣れるしか解決法はないのでしょうけど。
[PR]
by beertoma | 2004-08-27 05:08 | その他スポーツ

五輪野球・準決勝 オーストラリア戦

某月某日

アテネ五輪・野球の準決勝を見る。

初回から松坂が絶好調だったので、この試合は徐々に加点していって最終的に8-0くらいで勝つカナダ戦のパターンかな、と安心していたら、あれよあれよと打ち取られてしまい、気がついたらウィリアムスがマウンドに向かっていた。
藤本がチャンスにポップフライを打ち上げチェンジになったとき、この追いつめられた状況で打ち崩すのは難しいだろうと判断したので、見るのをやめてしまった。
応援する者としては情けない態度だが、敗戦の瞬間に耐えられそうになかったからである。「江川な人」ならこの判断で正解かもしれないし。

原・津末の東海大相模が上尾高校に負けたときのような、水野・江上の池田高校が桑田のカーブにきりきり舞いして負けたときのような、そんなショック。日本は超高校級の選手ばかりを揃えた優勝候補の筆頭ではなかったのか。
こんな負け方をするなんて・・・。

私がオリンピック野球センターで観戦していたら、試合終了と同時に座布団を投げ入れていたことだろう。朝青龍が負けると国技館の中を座布団の大群が飛び交うが、ちょうどそんな感じで、アテネの空に何千枚という座布団が飛んでいるのが見えたような気がする。
[PR]
by beertoma | 2004-08-25 03:22 | その他スポーツ

アテネ五輪・女子マラソン

某月某日

女子マラソンで胃が痛くなる。
ラスト10kmくらいのストレスは尋常ではなかった。逃げ馬の単勝馬券をしこたま買って最後の直線を見守っているような焦燥感、しかも、それをものすごーく引き伸ばして味わっているような感じであった。
野口みずきを追いかけるヌデレバが、永瀬正敏を追いかける布袋寅泰にダブって見えたのは私だけだろうか。ギリシャ警察に「あのサングラスのやつを捕まえてください」と何度電話しようと思ったことか。

ゴールのパナシナイコ競技場が由緒ある場所であるのはわかるのだが、オリンピックスタジアムの方がよかったのではないだろうか。選手が入ってきたときのゴワーーッという地鳴りがなかったのが残念であった。
ライティングもあまりにあっさりしすぎていて有り難味がなかったように思う。歴史を感じさせるような演出があってもよかったのに。あれではお台場の特設スタジオのようで、スター大運動会が開かれても不思議ではない雰囲気であった。あくまで「テレビで見た限り」の感想ではありますが。
[PR]
by beertoma | 2004-08-24 01:34 | その他スポーツ

五輪野球・ギリシャ戦

某月某日

野球のギリシャ戦を見る。

福留が打ったホームラン性の大飛球が外野スタンドをバウンドしていくさまを見ているうちに不思議な感覚におちいってしまった。外野席の芝生の色、芝生の切れた部分の土の色、これらがすごく見慣れた色なのである。
真夏の日差しを浴びた河川敷の色。ギリシャ戦はそこで行われている草野球のようであった。
オリンピック。日本のトッププレイヤー。でも河川敷。草野球。
ボールが川に飛び込んだらたとえホームランでもチェンジになる。そんなローカルルールがあるのではないか。
そういったアホなことを考えているうちに試合は終わってしまった。

アナウンサーがリリーフとして安藤が出てくるのではないかと言ったときにはドキリ・ヒヤリ・ギクリとさせられた。今年の安藤は、調子が本来の出来ではないので競った場面に登板すると気が気ではない。
すごくいい球を投げるんだけど、それが1球目か2球目なので、あとの球が打ちやすく見えてしまうんだろう。投げた球の軌道の美しさを競う「この1球コンテスト」みたいなのがあればメダル候補なのに。

それにしても今回の大会では一発勝負の怖さを思い知らされている。ギリシャ戦ももっとワンサイドになると思っていた。選手の格よりもピッチャーの出来が試合内容に大きく関わることを改めて学習する。
その昔(いや、考えたくはないがこのままだと近い将来?)、阪神はPL学園に勝てないという冗談が関西方面でよくいわれていたが、あれはみんなが思っているほど冗談ではなかったんだなあとしみじみしてしまった。

シダックスとギリシャと阪神と駒大苫小牧、現時点で一番強いのはどこだろう?
[PR]
by beertoma | 2004-08-23 17:33 | その他スポーツ

五輪野球・台湾戦

某月某日

アテネ五輪・野球の台湾戦を見る。

先制されるも粘って同点に追いつき、最後はサヨナラ勝ち。試合のドラマチック度としてはここまででベスト1かもしれない。
ただ、決勝トーナメント進出がほぼ決まっているのに、あそこまで必死に勝ちにいく必要があったのだろうか。サヨナラが決まったときの狂喜乱舞ぶりや高橋由伸がベース一周で見せたガッツポーズをやや冷めた眼で見てしまった。これが決勝トーナメントの試合だとか、あるいは相手が宿敵のチームだとかならわかるのだが。

選手たちが自分を追い込みすぎているような気がして心配。
決勝トーナメントで負ける姿は見たくない。ましてや、小笠原や城島が泣きながらオリンピック野球センターの土をかばんに詰めている姿なんて絶対に見たくない。今の精神状態だったら、負けた時そういうことしそうな気がする。
[PR]
by beertoma | 2004-08-22 05:06 | その他スポーツ

競泳を競馬にたとえて観戦

某月某日

本日もアテネ五輪をいろいろと見てしまった。

余計な心配だとは思うが、NHKも大変なのではないだろうか。放映すべきオリンピックの競技はしこたまあるわ、高校野球はあるわで、総合と教育の2回線がパンクしかかっているように見受けられる。スポーツを見たくないという人もいるだろうし。
これで相撲でもあったら、もっとパニックになっていたんだろうな。ここは一発、日本相撲協会にオリンピック記念の大相撲夏場所2を開いてもらいたい。

柔道男子100kg超級。鈴木桂治選手のこれぞ柔道という勝ち方にスッキリする。正統派バンザイ。

女子800メートル自由形の柴田亜衣選手には驚かされた。リアルタイムで見ていなかったことが悔やまれる。
あのレースぶりは、まるでミホノブルボンの三冠を阻止したライスシャワーのようであった。大本命の逃げ馬をマークして最後の直線で強襲するという作戦は的場均調教師に教わったものに違いない。
ロール・マナドゥ号の敗因は、逃げ方がローエングリーンのようにがむしゃらすぎたことか。あれではアラアラ一杯になるのも仕方がない。もっとため逃げをしないと。
スプリントは力任せで押し切ることができても、長距離になるとペース配分や駆け引きが大きくものをいうということだろう。

そういえば、北島康介選手にはタップダンスシチーのような力強さがあった。彼にはリボーの血が入っているに違いない。
選手の皆様方にはまことに失礼ながらも、競泳を競馬にたとえて観戦するのもおもしろいです。
[PR]
by beertoma | 2004-08-21 23:53 | その他スポーツ