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ロリー・ギャラガー「コーリング・カード」

a0034898_1723648.jpgコーリング・カード
ロリー・ギャラガー / BMGファンハウス

サッカー界のロロ・コンビといえば、(たしか)ロマーリオとロナウドだったはずですが、私にとっての音楽界でのロロ・コンビは、ロリー・ギャラガーとロイ・ブキャナンです。

ロリー・ギャラガーはアイルランド出身のロック・ギタリストで、おもに70~80年代に活躍した人です。

この「コーリング・カード」は、1976年に発表されたソロ8作目のアルバム。素材を活かした音作りとでもいうのでしょうか、個々の楽器の音がクッキリと入っています。安物のコンポステレオで駄耳が聴いているもんですから偉そうなことは言えないですが、だから小声で言いますが、ホントいい音だと思います。
別な表現をすれば、清潔な音。抗菌処理されている音。
昨今の「なんでもかんでもクリーンにしましょう。バイ菌も妖怪も街から追放しましょう」という風潮にピッタリではないでしょうか。

収録されている曲はすべてR・ギャラガーのオリジナルです。ほとんどの曲がハードロックですが(「ムーンチャイルド」などはディープ・パープルを思わせる)、サザン・ロックやカントリー色の曲もあり、彼の、一筋縄ではいかなさ具合を感じさせます。

聴くものにヘンな感情移入をさせない、でも惹きつけられる音楽です。
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by beertoma | 2004-11-30 17:25 | 音楽(その他)

「13階段」高野 和明

13階段
高野 和明 / 講談社

一人は刑務官、一人は傷害致死の前科を持つ男。
彼ら二人が死刑囚の冤罪を晴らそうと奔走する物語。

「第47回江戸川乱歩賞受賞作」「宮部みゆき氏 絶賛!!!」という帯の文句につられて買う。

設定と構成がしっかりしているので、「で、次どうなるの?」とページをめくっているうちに一気に読み終えてしまった。設計図をしっかりと作成し、その段階で練りに練って、あとは一気呵成に書き上げた。そんな印象を受ける。
仕事に疲れた頭でも読める、プロフェッショナルなミステリー。

ただ、セリフが平坦で、人物像がイマイチ浮かび上がってこないところが不満。
(まあ、この点を満足させてくれるミステリーは多くないのですが)
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by beertoma | 2004-11-30 01:18 | 読書

ジャパンカップ反省

3コーナー手前で楽しみが終わってしまったざます。
なんざんしょ、あのホオキなんとかウェーブとかいう馬は。
終点の駅についた車掌さんのつもりなざんしょか。落し物はないかしら、忘れ物はないかしら。馬場を点検しながら走る馬は初めてざます。

と、興奮してしまいましたが、さんざんのジャパンカップでした。
1コーナーから2コーナーへのカーブをバルクがおとなしく2番手で進むのを見て、「うわー、バルクや。うわー、しもた」と呟いてしまいました。おまけにデルタは後方待機。
それでも、直線見せ場くらいは作ってくれるだろうとホオキパを待っていたのですが・・・。
まあ、怪我ではないようなのでよかったです。

外国馬で最先着したのはやはりポリシーメイカーでしたね。ジャパンカップに来る外国馬の優劣はあの程度の推測で当たるということでしょう。

ダートの方は、ドンと対決済みの馬が先着することはありえない、と信じ込んでいたので、ああなってしまうと諦めもつきます。ローエンも暴走確率60%くらいの馬ですしね。
ドンは展開のアヤで負けたのではなく力負けしたという印象を持ちました。

この週末は横山典にやられました。


バルクは有馬に出たら、またも蹴りたいと思ってます。秋5走目になります。いくらなんでも来ないでしょう。
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by beertoma | 2004-11-29 00:26 | 競馬

ジャパンカップ予想

あーでもないこーでもないと考えていたら、こんな時間になってしまいました。
貧乏性なのかもしれませんが、1日にGⅠ2つは勿体ないという気がします。

<JCダート>
単勝1倍台のアドマイヤドンを買うのはポリシーに反するので、ドンは蹴ります。先週デュランダルを無視して痛い目に遭ったばかりなのですが、ウィークディにリフレッシュ放牧して痛みは忘れてしまいました。
本命はローエングリンです。ここにロブロイやバルクが出ていたとしたらドンは勝てるだろうか、というところから想像は膨らみ、ローエンでも何とかなるんじゃないかという考えに至りました。
ドンに先着する可能性があるのは未対決の馬でしょうから、ローエンから外国馬3頭とジンクライシスへ馬連で行きます。

<JCターフ>
後ろから行く馬には辛い流れになりそうな気もするのですが、ここはやはりホオキパウェーブを軸にいってみたいと思います。
ホオキパより前を走って直線で抜かさせないであろう馬は、日本馬ではゼンノロブロイ、ハイアーゲーム、デルタブルース。
心情的にはコスモバルクを応援したいのですが、逃げて二枚腰で粘るタイプの馬が控えてレースをしたとしても、二枚目の腰の破壊力が増すとは思えないので割愛することにしました。

あと、外国馬で怖いのはポリシーメイカー。その理由は以下の通りです。

前走の凱旋門賞では19着という惨敗だって → そういや、タップダンスシチーも同じレースに出走していて惨敗したわね → ということはつまりよ、ポリシーメイカーとタップは同じくらいの実力ってこと? → タップがここに出ていたら当然勝ち負けでしょう(笑) → ということはつまり、ポリシーメイカーも勝ち負けってこと? → あんた、いいこと言うわね

というわけですので、ホオキパから以上4頭への馬連を買います。
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by beertoma | 2004-11-28 04:37 | 競馬

京阪杯反省

「エルシエーロにゲロゲーロ」というベタな独り言をオークス終了後に呟いてしまいましたが、本日もまたまた呟かされてしまったざます。

あんなに楽に逃がしちゃいかんだろ、と思ったのは私だけでしょうか。

期待のメテオバーストは4着でした。向こう正面で先団に取り付いたときイヤな予感がしたのですが、案の定、最後は一杯一杯になってしまいました。まあ、でも、今日のペースだと後方で進んでいたとしても、最後に凄い脚を見せて4着という結果だったのでしょう。

カンパニーの末脚は見事でした。上がりが32秒台っていうのはハットトリック並のすごさですね。でも、いつもいつもその脚を出せるわけではなさそうなので、これからも取捨に迷いそうです。

ここで再び競馬エイト関西版(11月27日付)の1面のコラムから引用します。(先週の続き)

先週の話の続きになるが、由希子先輩によれば、先週のマイルCSのデュランダルは、笑いながら差し切ったのは去年と同じだが、今年は他馬に対して「アンタら、何してんの?」という表情までしたらしい。ホンマかいな? でも、確かにバージョンアップした強さでしたなぁ。興味のある方はVTRを見てみてください。
(「券王への道」高橋賢司)

ダイワエルシエーロが逃げ切ったときどんな表情をしていたのか、由希子先輩に是非伺いたいものだ。
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by beertoma | 2004-11-27 17:58 | 競馬

京阪杯予想

好メンバーが揃いました。いつまでも馬柱を眺めていられそうです。どうせなら、この17頭で一座を組んで、一年間日本全国の競馬場を回ってほしいと思っているのは私だけでしょうか。
特に目移りするのが8枠の3頭。この枠は強力です。8枠だけで御飯3杯はいけるでしょう。

タカラシャーディーが人気を集めているようですが、「屈腱炎で一年間休養していた馬が、休み明けのオープンで好走したら、その次の重賞では消し」というのが私のポリシーですので、消しとさせていただきます。
ここでアッサリ勝たれちゃあ、モガミナインの立場がない。

横山典が、一瞬の脚をうまく使うことを期待して、メテオバーストの単複。
あとは数年ぶりに枠連を買います。8-8。

東京のキャピタルSは、ニューベリーがもう一度なんとかしてくれることを祈ってます。
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by beertoma | 2004-11-27 00:31 | 競馬

"A Night at the Soldierfields"

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Bruce Springsteen
"A Night at the Soldierfields" (Pearls Before Swine 05-07)
Live at the Soldier Field Stadium, Chicago, Illinois
August 9, 1985


自分が行ってないコンサートでも、ブートで聴けば胸躍ることもある。

Born in the U.S.A.ツアーのブートでイチ押しはこれです。
評判の芳しくないツアー後半のもので、セットリストはありきたりなのですが、2つの理由からこのブートを気に入っています。
一つは音質がよいこと。まるで近年のDAT録音のようなバランスのとれた音です。
もう一つは、"HUNGRY HEART" の合唱部分が素晴らしいことです。スプリングスティーンのコンサートでは、"HUNGRY HEART" の1コーラス目を観客に合唱させるのが恒例となっているのですが、ここがきれいに録音できているブートはめったにありません。会場全体の音をカバーしすぎてボンヤリとした音になっているか、または、マイク近くの数人の声だけ大きく入っているか、のどちらかです。
ところがこのブートからは、まるで後からスタジオでオーバーダビングしたのではないかと思えるくらい、まとまりのある合唱が聞こえてきます。マイク近くの数十人が力いっぱい歌っている様子をうまく拾っており、臨場感が抜群です。
スプリングスティーンも教師の口調で "That's A plus!" と応えています。
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by beertoma | 2004-11-27 00:25 | 音楽(その他)

"Last Night in the East"

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Bruce Sprigsteen
"Last Night in the East" (Piggham 12-13)
Live at the Castle Hall, Osaka, Japan
April 23 1985


自分が行ったコンサートのブートレグ(海賊盤)を聴くことほど、胸躍ることはあるだろうか。

スプリングスティーンが "Born in the U.S.A." のツアーで初来日したのは1985年のことでした。
時はあたかも高度経済成長の時代、日本経済は果てしなく成長しつづけると誰もが考えていた頃です。
ひょっとして我々は、アメリカ人よりもアメリカ人になったのではないか。世界で一番アメリカ人なのは日本人だ! そう勘違いしていた頃です。
そこへ "Born in the U.S.A." をひっさげての登場です。飛んで火に入る夏の虫。
こてこての日本人であるところの観客が、オープニングから「ボーォ・イザ・ユゥエセー!」と大合唱したのは言うまでもありません。

このブートは、大阪城ホールでの日本最終公演をオーディエンス録音したもの。音質はこのツアーのものとしては良好な部類です。

この不況の時代ですから、いま聴いても「ボーォ・イザ・ユゥエセー!」の気分にはなれません。演奏してくれないだろうと諦めていた曲("Sherry Darling")が始まった瞬間の狂喜を味わいたいときに聴いています。
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by beertoma | 2004-11-26 01:10 | 音楽(その他)

「ザ・スティーマー」

a0034898_4503960.jpgザ・スティーマー
スタン・ゲッツ(ts)
リロイ・ビネガー(b) ルー・レヴィ(p) スタン・リービー(ds)
/ ユニバーサルクラシック

この時期のゲッツは、かなりの割合で冴えに冴えていて、ほとんどのアドリブが「素晴らしい!」としか言いようのないものです。

特に "How About You" でのソロが絶品。
トランプ・ゲームの「神経衰弱」で、残り10枚を次々とペアにしていって終わらせた時のような快感を得ることができます。
「どうだ!参ったか!」と叫びたくなります。
聴きかた間違ってますか?
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by beertoma | 2004-11-25 01:20 | 音楽(JAZZ)

「恐怖省」

恐怖省(1944)
Ministry of Fear
監督:フリッツ・ラング
原作:グレアム・グリーン
脚本:シートン・I・ミラー
出演:レイ・ミランド、マージョリー・レイノルズ、ダン・デュリエ

舞台は第二次大戦下のイギリス。ある男がひょんなことからナチのスパイ組織に追いかけられてしまう話。

今回で2度目。数年前に見たときは、あまり面白くなかったような記憶がある。
フリッツ・ラング監督作品ということで再挑戦。

ストーリ展開に強引さを感じた。主人公が何も考えずに行動しているように見える。この時代の作品は、原作を90分の枠内に収めようとして説明を端折ることが多い。昨今のアメリカ映画はサービス満点で、観客の心理を巧みに誘導してくれるので、そういった作品を見慣れていると不満を感じてしまう。
ストーリーに対する過度の期待はせずに、丹念に映像を追っかければ、大いに楽しめる作品なのであろう。

「なのであろう」などと曖昧な書き方をしたのは、私自身はラングらしさを掴みきれていないからである。ラスト近くの、暗闇で銃が発射されたシーンは、流石だと唸らされたが(弾丸がドアを貫通し、穴だけが光って見えるという演出)、それ以外は一部だけ取り出して見せられてもラング作品だと判断できないと思う。
(判断する必要があるのか、というツッコミはおいといて)
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by beertoma | 2004-11-24 01:30 | 映画