<   2006年 02月 ( 28 )   > この月の画像一覧

『1ドル銀貨の遺言』 ローレンス・ブロック

a0034898_619722.jpg1ドル銀貨の遺言
ローレンス ブロック 田口 俊樹 / 二見書房
ISBN : 4576881663

<内容紹介>
(裏表紙の紹介文より)
アル中探偵マット・スカダー・シリーズ
たれ込み屋のスピナーが殺された。その二ヵ月ほど前、彼はスカダーに一通の封書を託していた ― 自分が死んだら開封してほしいと言って。そこに記されていたのは彼が三人の人間をゆすっていたこと、そしてその中の誰かに命を狙われていたことだった。スカダーは犯人を突き止めるため、自らも恐喝者を装って三人に近づくが……。
ニューヨークを舞台に感傷的な筆で描く人気ハードボイルド。アル中探偵マット・スカダー・シリーズ。

<感想>
シリーズの第三作で、このときはまだアル中にはなっていない(たしかに、酒は良く飲んでいるが)。 ちなみに、『八百万の死にざま』は五作目で、そこで初めてスカダーがアル中であることが明らかになる。
酒との闘いもないし、プロットにヒネリもないし、登場人物たちもイマイチ魅力に乏しいし。まあ、長編というには短すぎるので(『八百万…』の1/3か1/4くらい?)、仕方ないのかもしれませんが。
シリーズ第三作というよりは、マット・スカダーの出てくるちょっと長めの短編という感じ。


「ウェイターが飲み物を持ってやって来た。私はバーボンをひとくち口に含み、コーヒーを1インチばかり飲み、バーボンの残りをコーヒーに混ぜた。そうやって飲めば疲れずに酔うことができる。」(P.67)

これが本当ならスゴイ裏技だ。ぜひ試してみよう。
[PR]
by beertoma | 2006-02-28 06:28 | 読書

『走れ!事件記者~娘に捧げる最後のスクープ』

月曜ミステリー劇場
『走れ!事件記者~娘に捧げる最後のスクープ』
お前の結婚相手は俺が決める! 湯の町伊東名物たぬき親父VS頑固娘! 親子バトルの先の涙の真相とは!?

02/27(月) 21:00 -- 22:54  毎日放送

<スタッフ>
監督: 廣瀬襄
脚本: 進藤健二
原作: 高橋玄洋
製作: 東阪企画、TBS
プロデューサー: 堀貞雄、内丸摂子
編成担当: 高野阿弥子

<キャスト>
池田佐吉 (小林稔侍) … 新聞記者 毎朝新聞の地方支局で孤軍奮闘している 
池田久美子 (高橋由美子) … 佐吉の娘 「お父ちゃん、会ってほしい人がいるの。実は、私、……」
田村健一 (関口知宏) … 政治家の息子 好青年 久美子の婚約者
大塚民江 (大島さと子) … 佐吉がよく行く飲み屋の女将 

江崎由紀子 (夏樹陽子) … 下着メーカー「ヴィーナス・ライン」の社長
工藤 (佐戸井けん太) … 社長秘書

椿俊一郎 (樋浦勉) … 元刑事 ひき逃げ事件の被害者 ダイイング・メッセージは「ビーナスのマエ」 噂によると25年前の事件をしつこく調査していたために殺されたとか 何事もほどほどにね
玉置 (芦屋小雁) … 元刑事 椿俊一郎の同僚だった

村上純一 (羽場裕一) … 刑事 「このオレ様が2時間ドラマに出てるんだぜ。殺すか殺されるかのどちらかだよな? ふつうの刑事ってことはないよな? おい、視聴者よ。どっちだと思う? あーん? 殺してやろうか? それとも殺されてやろうか?」という目つきをしているので最後まで目が離せない

沢井三郎 (加門良) … 沢井さち子の夫 さち子の話によると「いい人だったんだけど、借金をしてから人が変わってしまった」らしい そんなこという前に「忘れないでお金よりも大切なものがある、忘れないであなたよりも大切なものはない」と言ってあげるべきだった

池田和子 (那須佐代子) …
斎藤 (新田亮) …
加藤 (越村公一) …
田野倉 (児玉謙次) …

<ストーリー紹介>
ONTV JAPAN の紹介文より。
地方支局に勤める新聞記者が、偶然遭遇したひき逃げ事件をきっかけに、25年前に起こった事件の謎に迫っていく。新聞社の地方支局の記者・池田佐吉(小林稔侍)が取材先でひき逃げ事件に遭遇した。被害者・椿俊一郎(樋浦勉)の最後の言葉「ビーナスのマエ…」を聞いていた佐吉は、椿の身辺を調べ始める。その後、椿が元刑事で、女性下着の会社「ビーナス・ライン」に関心を示していたと知る。早速、佐吉はその会社の社長・江崎由紀子(夏樹陽子)に会いに行く。すると、江崎と名乗るその女性は、佐吉のまな娘・久美子(高橋由美子)の生みの母・沢井さち子だった。さち子は佐吉の亡くなった妻の親友で、20数年前赤ん坊だった久美子を佐吉の妻に預けたまま行方不明になっていた。さらに、佐吉は、自分の知らぬ間にさち子が久美子と接触し、2人が顔見知りになっていることを知る。

<感想>
・サスペンスは10時25分でおしまい。そのあとは、嫁ぐ娘とその父の物語だった。ちょっとがっかり。
犯人が告白を始めたときには、まだたっぷりと時間が残っていたもんだから、羽場裕一が何かやってくれるとすんごく期待したのに……
羽場くん、キミには失望したよ。もっとデキル男だと思っていたんだがねえ。

・大島さと子の役に意外性があってよかった。彼女が演じる女性は、いつも、どこか「しっとり」したところがあるのに、今回はカラッと渇いた気風のいい女将だった。
大島くんにはこれからも期待。
[PR]
by beertoma | 2006-02-28 05:58 | テレビドラマ

中山記念・阪急杯 反省

<中山記念>
バランスオブゲームが見事に逃げ切りました。カンパニーがズバッと差しきると予想していたのですが、ハットトリックも末脚不発でしたし、あの馬場であのペースでは仕方なかったのかもしれません。
直線に入ってからのダイワメジャーの走りは、いかにも反動的なものでした。誰にも追い抜かさせない、けれど、誰も追い抜かさない。現状維持。共存共栄。
ひょっとして彼は、最大多数の最大幸福を目指しているのかもしれません。
鞍上のデムーロも、こんな思想にかぶれているんだったらハナをきっておくべきだった、と後悔したことでしょう。

<阪急杯>
いつぞやの有馬記念を思い出しました。
「今年を象徴する出来事といえば 9月11日のテロだから、今年のテーマはアメリカだ。よって、マンハッタンカフェとアメリカンボスで決まり!」
そう言った人は数多くいました。でも、彼らは心の中でこうも考えていました。
「(その年の菊花賞馬)マンハッタンカフェはともかく、アメリカンボスはさすがに買えねぇー」
ところがどうでしょう。マンハッタンカフェとアメリカンボスで決まりました。

あの時と同じです。「松永幹夫が今日で引退するから、ブルーショットガンが勝つ!」と言ってみた人は数多くいたはず。でも、心の中ではこう考えていたはず。
「買えねぇー。来るわけねぇー」
ところがどうでしょう。ブルーショットガンが鮮やかな差し切り勝ち。

感動と”なんじゃそら”感で胸が一杯になりました。
(まあ、ブルーショットガンの血統が、サクラバクシンオー×スーパークリークという時点で、すでに”なんじゃそら”なんですけどね)

最終レースのフィールドルージュも強い勝ち方でしたし、今日の松永には、本人がインタビューで言っていたように、競馬の神様がついていました。
彼の運の強さを、その100分の4秒分だけ、皆川選手に分けてあげてほしかったと思うのは私だけでしょうか。
[PR]
by beertoma | 2006-02-27 05:57 | 競馬

『八百万の死にざま』 ローレンス・ブロック

a0034898_5313179.jpg
八百万の死にざま
ローレンス ブロック 田口 俊樹 / 早川書房
ISBN : 415077451X

<内容紹介>
(裏表紙の紹介文より)
キムというコールガールが、足を洗いたいので代わりにヒモと話をつけてくれという。わたしが会ってみると、ヒモは意外にもあっさりとキムの願いを受け入れてくれた。だが、その直後、キムがめった切りにされて殺された。容疑のかかるヒモの男から、わたしは真犯人探しを依頼されるが……
マンハッタンのアル中探偵マット・スカダー登場。大都会の感傷と虚無を鮮やかな筆致で浮かび上がらせ、私立探偵小説大賞を受賞した大作。


<感想>
主人公がアル中であるという設定。事件解決に向けての闘いとアルコールとの闘いとの二本立て。
脇役たちに魅力的な人物が多く、作者の”うまさ”を感じる作品。

ただ、小説内部のすべてのことを作者がコントロールしすぎているような印象も受けた。
(書いているうちに登場人物たちが勝手に動き出さないように、当初の予定とは異なった方向へと物語が進まないように、コントロールしすぎている)

上手いし面白い、でも、もうちょっと引っかかりみたいなものが欲しい。
(小説を読むスピードとの関連でいえば、速く読んでこそ楽しめる一品なのかもしれません)
[PR]
by beertoma | 2006-02-27 05:46 | 読書

「はねるのトびら 芸人の生命賭けてますSP!」

はねるのトびら 芸人の生命賭けてますSP!

02/22(水) 19:00 -- 20:54  関西テレビ
「本当に一番面白いのは誰か?インパVS北陽VSドランクVSキンコンVSロバートがピン芸対決 オリラジ&南海&HG&アンガも応援! 塚地ドッキリ恋人登場! (秘)技伝授アニマル浜口! 栄冠は誰に輝くのか?」
出演者: キングコング ロバート 北陽 インパルス ドランクドラゴン
ネタ作りアドバイザー: おぎやはぎ 南海キャンディーズ レイザーラモンHG アンガールズ オリエンタルラジオ アニマル浜口
ゲスト解説者: 加藤茶 ブラザートム 勝俣州和 千秋 金子貴俊 若槻千夏 元木大介 他

<内容紹介>
ONTV JAPAN の紹介文をもとに一部加工しました。

2時間スペシャル。イタリア・トリノ五輪にあやかって「はねトリノ2006お笑いフィギュア選手権」を開催。メンバーの中で誰が1番面白いのかをピン芸で競い合う。メンバーはそれぞれ、先輩のお笑いタレントや仲間からのアドバイスを受け、気合の入ったお笑いネタを作る。それを200人の観客に採点してもらい、高得点の上位3人が決勝に進む。メンバー同士の真剣勝負が繰り広げられる。

<感想>
・ピン芸対決という言葉に反応してしまい録画。
・インパルス・板倉、ロバート・山本が面白かった。
・面白くなかった(であろう)パフォーマンスがカットされていて、その点が残念だった。
仲間からのアドバイスやゲスト解説者のコメントをカットしてでも、すべての芸が見たかった。視聴者にチャンネルを変えられることを怖れての編集なのだろうが、どうせ裏はオリンピックで負け戦なんだから、バラエティ界のために英断をしてほしかった。
[PR]
by beertoma | 2006-02-27 05:37 | お笑い

「たけしのここだけの話」

a0034898_6245238.jpg

「たけしのここだけの話」
1988/12/25(日) 22:30 -- 23:00  関西テレビ
「日本映画論」
出演者: ビートたけし 山口美江
ゲスト: 緒形拳

a0034898_6323947.jpg


<感想>
「たけしのここだけの話」は1988~90年に放映されていたトーク番組。
古いビデオを整理していたら録画されていたので再見。
大友柳太郎のエピソードが最高におかしい。採録しても面白さが伝わらないかもしれないが採録。

予備知識を念のために書き添えておきます。

・緒形拳は辰巳柳太郎に憧れて新国劇に入った。大友柳太郎はそこでの先輩。つまり、緒形拳にとって、辰巳柳太郎は師匠、大友柳太郎は兄弟子のような存在(たぶん)。
・丹下左膳は林不忘の小説に出てくる、片目、片腕の侍。昭和初期のヒーロー。
・緒形拳は以下のトークを自分の間、自分のスピードでゆったりと喋っていた。

<採録>
たけし 「大友さんていろいろ笑い話がありますよね。人づてに聞いただけでも15個くらいある」
山口 「そうなんですか」
たけし 「丹下左膳やっててね、手ェしばってこっちの眼を閉じて全力疾走してたら、曲がれなくて壁に激突したとか」
山口 「(笑)」
たけし 「あと、そうやって撮影して、監督が 『カット! いまの演技すごく良かったです!』って言って、みんなでラッシュ見たら、両手出して両目開いて必死の形相で走ってたとか」
山口 「(笑)」
たけし 「どうしようもないのがありますね」
緒形 「大友さんはウソみたいに真面目な人ですからね。ものすごく几帳面ですから。『おい! 風呂の湯加減見てこい!』。 ……。 いつまでたっても帰ってこないんですね。で、辰巳先生がイライラして見に行ったら、風呂入ってたっていうんですね」
たけし・山口 「(笑)」
緒形 「大友さんで一番愛すべき話で、有名な話はですね。『新国劇っていえば国定忠治』っていうくらい、国定忠治は有名な、もう新国劇以外ではどこもやらないようなお芝居なんですけどね。こう山の場で、川田屋惣次という親方が来ましてね。子分たちが山へこもっているわけですね。ドドーン、ドーン、ドーン。山嵐っていう太鼓がなって、子分がザーッと出てきて、そこへ真っ白い衣装を着た国定忠治が、こう、山の上から出てくるんですね。陣床机(じんしょうぎ)っていう、こういう、サムライが坐る、折りたたみの椅子があるんですけど、辰巳先生がちょうどいい格好に坐れるように作ってあるんです。それに腰をおろしながら、(低い声で)『これはめずらしい、川田屋のとっつぁん』って言うわけですね。これはとってもいい場面なんですね。で、ある日、『おい中富(註:大友柳太郎の本名)、お前、小道具忘れんなよ!』 『は、はい』。 この役は僕もやりましたけど、弟子が小脇に抱えて持っていくんですね。師匠が衣装をつけるのを手伝って、そのあと陣床机持って付いていくんですね。で、ハッと見たら陣床机がなかったんですね。『あー大変だ』と思って、『あー大変だ。……。あっ、そうだ!』。 風呂場へ行って、風呂の椅子を、椅子っていうんですか?」
たけし 「下駄みたいなやつ?」
緒形 「そうそう」
たけし 「鮨を置くみたいなやつ」
緒形 「あれを持って後から付いていったんですね」
たけし・山口 「(笑)」
緒形 「それだけで客はもう、笑うわけですね。で、辰巳先生が坐ろうと思ったら、なかなか坐れなくて(と、立ち上がり、ズーッとしゃがんでいく)、最後はこう、ウンコするみたいになって」
たけし・山口 「(笑)」
緒形 「(低い声で)『これはめずらしい川田屋のとっつぁん、ってバカァー!(と、隣にいる弟子の頭を思いっきり叩くしぐさ)』
山口 「(笑い転げる)」
たけし 「ハハハハ。それじゃあコントだ。ひょうきん族のコントだ」


a0034898_6333739.jpg

これはめずらしい、川田屋のとっつぁん


a0034898_634170.jpg

ってバカァー!

[PR]
by beertoma | 2006-02-26 06:42 | お笑い

『笑うふたり』 高田文夫

笑うふたり―語る名人、聞く達人 高田文夫対談集
高田 文夫 / 中央公論新社
ISBN : 4122038928

<内容紹介>
(裏表紙の紹介文より)
伊東四朗、三木のり平、イッセー尾形、萩本欽一、谷啓、春風亭小朝、青島幸男、三宅裕司、立川談志―笑いに人生を賭けてきた男たちに、業界きっての聞き上手が聞く、日本のお笑いの過去、現在、そして未来。高田文夫の“笑いの二部作”、待望の文庫化。

<感想>
誰よりも東京の笑いを愛する男・高田文夫の対談集。

バラエティ番組を数多く見ていると、知らず知らずのうちにいま主流となっている笑いだけが「お笑い」であるように思ってしまいがちですが(私だけ?)、この本を読むと、昔も今もさまざまな種類の笑いがあって、いま流行りの笑いはそのほんの一部にすぎないということがわかります。
吉本興業がサンデーサイレンスのようにテレビお笑い界を席巻していますが、それ以外の血統についても勉強したいという人は、まずこの本を読むべきではないでしょうか。

<引用>
(バラエティ番組がタレント主導型になってしまったという高田の発言を受けて)「うーん、笑いってのは、しっかりした作り手と芸人がいて初めて、芸になるんじゃないかねえ。」(伊東四朗)

「ま、結局、どんなネタでも芸さえあれば客を笑わすことができるし、客の反応を見ながら話せるようにならなきゃいけないってことだったんだな、あれは。」(三木のり平)

「僕はもともと浅草の劇場出身で、浅草ではコントといっても、打ち合わせというものがないわけ。先にボケたほうがボケ役で、相手がボケたらこっちはすぐにツッコミにいかなくちゃいけない。そういう雰囲気のなかでずっと舞台をやってきたからね。」(萩本欽一)

「その頃、調子がいいと「ビローン」だとか「ムヒョー」とか言って、牌をツモってたんですよ。ガチョーンもその一つで。」(谷啓)

「「笑い」と「楽しい」は微妙な違いだとは思うんですけど、笑うためだけに落語を観にに来てるんじゃないということははっきりしてる。」(春風亭小朝)
[PR]
by beertoma | 2006-02-23 05:52 | お笑い

「笑激!!よしもとライブ」 ヤナギブソン

笑激!!よしもとライブ 

02/20(月) 19:55 -- 20:50  京都テレビ
「ヤナギブソンの爆笑ライブ“ギブソンマイナスゼロ”を紹介▽究極の!?持ちネタ披露ほか」
出演者: ヤナギブソン 和泉修


<感想と採録>
ヤナギブソン(ザ・プラン9)の単独ライブからコントを紹介。

「葡萄牙」(ポルトガル)は、パソコンをいじるお爺さんのコント。舞台上のスクリーンにパソコンの画面が映し出される。お爺さんは一言も喋らない。
彼は自分でブログをやっていて、若い女の子からのコメントにも鮮やかなキーボード捌きで返信をする。面白かった。オチもうまい。

「レッスン」は、日本語ペラペラの外国人が、日本語会話の教科書にツッコミを入れるというもの。教科書の内容が、ありえないものになっているところがおかしかった。(「これから服を買いに行きます」「どこに服を買いに行きますか」「新大阪に行きます」だとか)
ただ、このコントだけは、ちょっと”頭でっかち”になっているような気がした。(このオモロイ教科書を直接読んでみたいと思った)

「3993」
テレビ局の一室でディレクターがオーディションをしている。集まったのは子供たち。特番の「記憶力ナンバーワン決定戦」への出場者を選んでいる。という設定。
ある子供が円周率を暗記していると自慢する。ディレクターはそんなのは大したことでないと答える。円周率なんて、悲しい文章に乗せると意外と簡単に覚えられるもんだ。彼はその憶え方を披露する。
その部分が面白かったので採録。

3.14 … 3月にいとこが死んだ  「これ悲しいでしょ?」
1592 … 1月にごっついクマ逃げた  「こわいでしょ? クマ逃げたらね」
65358 … 6月にごっつい民家ごっつい焼けた  「5はね、だいたい『ごっつい』で憶えてください」
97932384 … 9月になって給料3倍になって酒飲んだ矢先に死んだ  「せっかく給料3倍になったんですけどね」
6264 … 6人無視
3383279 … 散々闇に泣く  「これ、無駄がないでしょ?」
502884 … ごっつい鬼やってきて母死んだ  「鬼がやってきて母が死にました」
197169 … いくら泣いても僕の心を癒してくれるのは梅田花月で活躍するプラン9です  「ちょっと強引ですけどね」
39937510 … サンキュー久さん、泣くな後藤さん  「誰でしょうね久さんて。誰でしょうね後藤さんて」
[PR]
by beertoma | 2006-02-22 06:21 | お笑い

「R-1ぐらんぷり2006」

「R-1ぐらんぷり2006」

02/19(日) 16:05 -- 17:20  関西テレビ
「ピン芸人日本一決定戦 栄冠は誰の手に? 賞金500万円をかけた年に一度の聖戦」
司会: 雨上がり決死隊 村西利恵
審査員: 伊東四朗 間寛平 大平サブロー ダンカン 林家正蔵
出演者(出演順): 友近 バカリズム 中山功太 キャプテン☆ボンバー あべこうじ 浅越ゴエ 岸学 博多華丸

<感 想>
▽ 「R-1ぐらんぷり」を見るのは初めて。漫才とピン芸はジャンルが異なり比較できないことはわかっているのだが、どうしてもM-1と比べてしまう。
▽ M-1のような「お祭り かつ 決戦の場」という雰囲気があまり感じられなかった。なぜだろう。
放送時間の差なのか。一方はクリスマスや大晦日でイベント盛りだくさんの年の瀬。もう一方は「一月は行ってしまう二月は逃げてしまう三月は去ってしまう」でお馴染みの、逃げる二月。しかも、一方はゴールデンタイムにドッキドキの生放送。もう一方は競馬で大負けしたイライラも冷めやらぬ夕方、しかも録画。これでは盛り上がりに欠けるのも無理ないか。
▽ あるいは、番組予算の差なのかもしれない。一方はいかにもお金をかけましたという豪華なセットで、演者たちも回転しながらせりあがって登場する。もう一方は、比較的経済的な、節約上手のセットで、演者の登場もほとんどが板付き。(ま、これは、芸の性質上仕方ないのでしょうけど) それに、司会者だって違う。M-1の司会者はあの今田耕司! それに比べて、R-1の司会者は、えーと、誰だっけ? あ、そうそう、なんとか上がりなんとか隊、とかいう名前の二人組だった。司会者席もなかったような。
▽ それに出演者たちの緊張感も違っていたように見えた。M-1の演者たちはギリギリまで絞った究極の仕上げ。調教師も「生涯最高のデキ」と太鼓判を押していたのに対し、R-1の方はといえば、風呂帰りにちょっと一席といった感じのくつろいだ雰囲気。まあ、これは言い過ぎにしても、「ここはあくまで一叩きで、本当の目標はドバイなんです」といった気配が漂っていた。(少なくとも悲壮感はなかったように思う)
▽ ピン芸で凄みを出すには、漫才よりも修行時間を要するのではないか、という気がした(ただ、なんとなくですけど)。
▽ といいながらも楽しみました。もちろん、雨なんとか決死なんとかの司会ぶりにも不満はありませんでした。

個々についての感想は以下の通りです。

<博多華丸>
児玉清のモノマネで「あいうえお作文」をしたり、「アタックNo.1」の歌にツッコミをいれたり、というネタ。
初めて見たのですごく面白かった。
ただ、上位3名による最終決戦があれば、また結果は違っていた、という気がしなくもない。

<岸学>
先生が生徒たちの前で説教する、というネタ。
面白かったが、他の演者たちに比べて時間が短かったような気がする。そこで損をしているのでは。
彼が一番緊張していた?
「先生の原付が200キロ出ました」

<友近 中山功太 あべこうじ 浅越ゴエ>
それぞれが上手で、安定した芸を披露。面白かった。
ただ、私にとっては、既に知っているネタだったので(あるいは、似たのを知っていたので)、あまり新鮮味がなかった。
(笑えなかったのではなく、感想が思い浮かばないというだけのことです)


<バカリズム>
▽ 見ていて歯痒さを感じた。すごく面白いはずなのにあまり笑えなかった。
▽ こういうネタは面白さの種類が一つだけなので、最初の波に乗れるかどうかですべてが決まってしまう。最初の「トツギーノ」で笑った人はそのあとも爆笑の連続だったろうし、笑えなかった人は置いてきぼり感の連続だったはず。私は残念ながら後者だった。
▽ でも、もし松本人志がこのネタをやっていたら、おそらく大爆笑していた。
ということはつまり、バカリズムに馴染み(または、こいつはオモロイという先入観)がなかったから笑えなかったということ。
ということはつまり、”つかみ”の部分を丁寧にやってくれればもっと笑えたということ。
ということはつまり、最初の部分をもっとゆっくりとベタにやってほしかった。
(今回で馴染んだので次回は心置きなく笑えると思いますけど)
▽ 彼の芸は、紙芝居のように次々と絵を見せてそれにコメントしていくという形式だった。見せ終わった絵は足元に捨てていくので、終わったときには、舞台上には大量の紙が散らばっていた。そのことについて審査員たちがコメント。
そのあと、宮迫が笑顔でこう追加した。
「ただ、地球の資源に、ものすごケンカ売ってますけどね」
ここで会場が(一瞬ではあるが)、静まり返った。
宮迫がまたやっちゃっタァーノ。蛍原はツッコンでやらなかっタァーノ・事故発生ーノ。
そのあと宮迫の表情は、「オレこの仕事やめよ」と「テイク・イット・イージー」とが入り混じった、複雑なものだっタァーノ。でも、私は宮迫の放送事故が大好キィーノ・笑っタァーノ。


<キャプテン☆ボンバー>
▽ チェーンストアの特徴の一つは「どの支店でも全く同じサービスを提供する」というものであるが、キャプテン☆ボンバー(なかやまきんに君)の芸もそんな感じである。どんな舞台であろうと関係ない。「R-1ぐらんぷり」のような決戦の場であろうと「オールザッツ漫才」のような非決戦の場であろうと、いつもと変わらぬクオリティ、いつもと変わらぬテンションで、ネタを供給してくる。「R-1ぐらんぷり」が「ガキの使い」の新年会のように感じられて、おもしろかった。
▽ また彼は、プロフェッショナルという立場に安住していない(ように見える)。プロならある程度スマートな方法で笑わせようとするものだが、彼の辞書に「プロだから」の文字はない。「そんなことするか?」という方法で客を笑わせにかかる。
▽ 別の言い方をすれば、彼の芸はまるで友達がやっているみたいである。その面白さは画面を通しては伝わりにくい。ごく親しい間柄の人を、ナマで笑わせるためのパフォーマンスに近い。
▽ 本来は 「キミはボクの友達 → こういう芸をやって君を笑わせる」 となるべきところを 「こういう芸をやっている → キミはボクの友達だから」 と逆転させようとしているのかもしれない。あの芸を繰り返すことによって、観客の意識下に「キミとボクは友達」を刷り込もうとしているのか? おそるべし、なかやまきんに君。
▽ 「二度とね、みなさん、私のクッキー・パーティには呼びませんよ」
[PR]
by beertoma | 2006-02-21 06:25 | お笑い

フェブラリーステークス反省

カネヒキリが強い勝ち方をしてしまいました。残念です。
さすがの私でも、あれを「横入り」とは言えません。
ただ、大人気ないと思うだけです。

どうやらトリノ五輪からのメッセージを読み違えていました。
正しくは、「おまえの応援するものは皆負ける」だったようです。
[PR]
by beertoma | 2006-02-20 06:18 | 競馬