M1漫才師列伝・その3「おぎやはぎ」

おぎやはぎの漫才は、「おぎやはぎワールド」と言われることもあるように、独特の世界をもっている。閉じた世界とでもいうのだろうか。
普通の漫才が、目の前に観客がいることを前提としているのに対して、彼らの漫才はまるで観客などいないかのように演じられる。ボケにツッコミを入れて笑いをとるスタイルではなく、ボケとボケがおかしな会話をすることによって笑わせようとする。

であるから、おかしな世界の作り方を失敗すると目も当てられないことになる。
第1回での漫才はひどい出来であった。おそらく緊張していたからであろうが、出だしから2人の呼吸が合わずに空回り。閉じた世界はあちこちに亀裂が入り、見るも無残、聞くも無残な漫才が展開されていった。
おぎやはぎワールドを作りそこなったおぎやはぎの漫才ほど悲惨なものはない。強引にネタは進行していくものの最後まで笑えず、「なんでこんな漫才が決勝に」という思いだけが残った。

ところが第2回である。2回目ということで場慣れしたのか、ゆったりとしたテンポで漫才を披露。舞台上には強固なザ・おぎやはぎワールドが創造され、何度も爆笑させられた。

昨年、今年と決勝に彼らの名前はない。
おぎやはぎのいないM-1はとても寂しい。
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by beertoma | 2004-12-17 23:56 | お笑い


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