(推測と妄想で書きました)
ますだおかだは策士である。 第1回大会では正攻法で勝負した。審査員から最高得点を得たものの、会場の得点が延びず決勝進出を逃した。(当時は審査員だけでなく、観客の点数も加算されていた) そして第2回。ますだおかだが優勝するだろうという前評判であった。 ここで彼らは正攻法のネタをやめ、悪口ネタで勝負に出た。誰もが知っている有名人に辛口のコメントを連発して笑いを取るという方法をとった。 あとあと歴史に残るような穏やかな漫才よりも、即効性があり、少しでも会場を沸かせる漫才を選んだのである。 彼らが吉本興業の漫才師ならば、ひょっとしたら、悪口ネタは好きではないという理由で点数が伸びなかったかもしれない。正攻法の漫才を勉強しろという愛のムチとして。 ところが彼らは松竹芸能所属である。大会前から「我々は不利な立場だ」と吠え、本番の漫才中にも「松竹芸能のますだおかだです」と審査員にプレッシャーをかけた。 叱咤激励・愛のムチなど要らない。我々はあなた方の後輩ではない。我々が今ここで客を笑わせている事実のみを評価してほしい。 結果は測ったように僅差の1着。見事、優勝に輝いた。
by beertoma
| 2004-12-22 01:30
| お笑い
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