翼よ!あれが巴里の灯だ (1957)
The Spirit of St. Louis 監督:ビリー・ワイルダー 原作:チャールズ・A・リンドバーグ 脚本:ビリー・ワイルダー、ウェンデル・メイズ 音楽:フランツ・ワックスマン 出演:ジェームズ・スチュワート、マーレイ・ハミルトン、バートレット・ロビンソン、マーク・コネリー、パトリシア・スミス <ストーリー紹介> 1927年5月20日から5月21日にかけて、人類史上初の大西洋単独無着陸飛行を成し遂げたチャールズ・A・リンドバーグの物語。 <感想> 出発前夜からパリ到着までが描かれている。ところどころに回想が挿入される。 ビリー・ワイルダーらしさはあまり見られない作品。横断飛行のシーンが単調になることを防ぐためにいろいろと工夫がしてあり、そこがワイルダーらしさと言えるかもしれない。 ビリー・ワイルダーはインタビューでこの作品をこう振り返っている。 「映画は彼の自伝を忠実になぞるという了解があった。あの本には一点の汚れもない。」「リンドバーグの性格にあと一歩の踏みこみが足りなかったな。」 (『ワイルダーならどうする?』キャメロン・クロウ 著 宮本高晴 訳 キネマ旬報社 P.110) 特に心を動かされるようなシーンもないし、アメリカ史のお勉強として楽しむ一本か。
by beertoma
| 2005-08-03 05:19
| 映画
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