“踊る”レジェンドドラマスペシャル
『逃亡者・木島丈一郎』 あの地下鉄ジャックの2カ月前 少年を守り警察から逃走する刑事 新たな伝説 12/10(土) 21:00 -- 22:54 関西テレビ <スタッフ> 監督: 波多野貴文 (映画『踊る大捜査線』『交渉人・真下正義』助監督) 脚本: 十川誠志 音楽: 松本晃彦 エグゼクティブプロデューサー: 亀山千広(フジテレビ) プロデューサー: 本広克行、村上公一、臼井裕嗣(フジテレビ) 制作: フジテレビ、ROBOT <キャスト> 木島丈一郎 (寺島進) … 警視庁刑事部 捜査一課 警視 稲垣憲次 (段田安則) … 警視庁刑事部 捜査一課 管理官 浅尾裕太 (東根作寿英) … 警視庁刑事部 捜査一課 木島の部下 真下正義 (ユースケ・サンタマリア) … 警視庁刑事部交渉課準備室 課長 警視 倉橋大助 (ムロツヨシ) … 警視庁刑事部交渉課準備室 真下の部下 山城 (梅宮辰夫) … 木島の元上司 現在は青森で隠居中 (松重豊) … 警視庁警備部爆発物処理班班長 警視 鵜飼美津子 (森口瑤子) … 飲み屋の女将 矢野君一 (石井正則) … TTR(東京トランスポーテーション・レールウェイ)広報主任 吉村遼 (篠田拓馬) … 籠城事件で人質となった子供 <ストーリー紹介> ONTV JAPAN の紹介文より。 刑事が被害者の少年と、警察の追跡をかわす。刑事・木島(寺島進)は、籠城(ろうじょう)事件を解決。稲垣管理官(段田安則)の指示で、本庁の刑事が人質の少年・遼(篠田拓馬)の引き渡しを木島に求める。事件に不自然さを感じた木島は、遼を連れて逃亡。逃走中、木島は、遼が警官殺しの目撃者であることと、本庁の情報が外部に漏れていることを知らされる。 <感想> (『容疑者 室井慎次』も『交渉人 真下正義』も見ていない上での感想です。ネタバレありです) ふつうの2時間ドラマではなく、あの『踊る大捜査線』系列のドラマということですから、大いに期待して見ました。1時間半くらいまではその期待を上回る出来で、夢中になって見ていたのですが、最後の30分がいけません。ストーリーの必然性で進んでいたドラマが、急に、予算の都合に合わせた展開を見せていました(ように思えました)。 具体的な不満は以下の2点です。 ・なぜ木島を青森県警にいかせたのか。 → 部下の浅尾と再会させるためだろうが、県警からの逃走シーン(手をポケットに入れて拳銃に見せかけ脅す)がウソ臭かったので、気持ちが覚めてしまった。 その前にも同じ逃走手段を使っていた(村上駅?)。あのリアリティのなさは、一度だけなら我慢できるが二度となるとキツイ。 ・「木島 vs 青森県警機動隊」の”おしくらまんじゅう”的なアクションシーンは必要だったのか。 → ありきたりなアクションシーンを避けようとしたのかもしれないが、中途半端な”わっしょいわっしょい”では、最後の子供の叫びの効果が薄らぐのではないだろうか。 と、まあ、文句を書きましたが、そこに至るまではたいそう面白いドラマでした。 ラストを重視せずに、木島と少年のロードムービーとして見れば、『踊る』シリーズでも出色の作品ではないでしょうか。
by beertoma
| 2005-12-12 06:05
| テレビドラマ
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