某月某日
アテネ五輪の男子マラソンに乱入したニール・ホラン氏のインタビューが流されるというので「EZ!TV 」を見る。クレイジーだけど普通に人のいい爺さんという印象。おかしな考え方が宿ったのがこの人の頭でよかったのかもしれない。自分の主張を世間に知らせようとして、もっと悲惨なことをする人だっている世の中だ。それに、デ・リマ選手の素晴らしい考え方にも感銘を受けることができたし、あの乱入は、まあ、よしとしよう。 というよりも、ロシアの学校占拠事件があまりにも悲劇的すぎてホラン氏がイイ奴に思えてしまった、というのが本音です。 そのあともダラダラとテレビを見続けてしまう。 「情熱大陸 密着150日柔道・鈴木のアテネ金メダル日記」は感動の押し付けがなく淡々と見せていた点に好感が持てたが、いかんせん30分という時間が短すぎる。ディレクターズ・カット版をぜひ見たい。 イチローの5打数5安打をスポーツニュースで確認しなければ、と「すぽると!」を見る。さすがにトップでの扱い。第1打席から順番にヒットの模様が映し出される。 ところが、第3打席のあたりで本日2度目の地震がお出まし。さすがに2度目は少しビビる。身体を硬くして通り過ぎるのを待つ。よし、過ぎ去った。 我に返ったときにはイチローはいなかった。 地震の扱いをテレビで確認。関西の民放各局はCM中も速報のテロップを出していた。やればできるじゃん。CMをアンタッチャブルにせずにこれからもどんどん速報を被せてほしい。(特に「ナイター中継のため時間を繰り下げて放送しています」の類) 「少年MATSUI」も見てしまう。(関東では今春に放映されたようだが、関西では初めて放映されたのだろうか?) 松井秀喜がヤンキー・スタジアム初登場の試合で満塁ホームランを打ったシーンが登場。名場面である。 フルスイングした打球が素晴らしい角度で上昇し始めたその瞬間、「ここで先ほどの地震についてのニュースです」と画面が切り替わってしまった。そのタイミングのよさに笑ってしまう。 アナウンサーが3分間の仕事をしたあと、何事もなかったかのように打球はライトスタンドに吸い込まれていった。 可哀想だったのはホラー映画の「サスペリア」。毎日放送で午前1時半からの放送だったが、当然のことながら画面の右下には日本地図が掲載され、津波警報・注意報の地域がチーカチカ。おまけにテロップてんこ盛り。 この状態で映画を楽しめた人はいるのだろうか。 私のような、揚げ足とりの人間しか楽しめなかったと思う。
by beertoma
| 2004-09-06 04:55
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